ノーベル賞
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の花岡 泉です。
先程ニュース番組を見ていたら、日本人にとってとても嬉しいニュースが報道されていました。あの京都大学山中伸弥教授がiPS細胞の開発でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった、というニュースです。午後8時から京大で記者会見し、「iPS細胞は新しい技術。仕事は終わっておらず、本当の医学への貢献をこれから実現させなければいけない」と笑顔で決意を語っていました。繰り返し、「感謝」と「責任」とおっしゃっていたのが印象的でした。
日本人のノーベル賞受賞は、10年の鈴木章北海道大名誉教授(82)と根岸英一米パデュー大特別教授(77)の化学賞以来。米国籍の南部陽一郎米シカゴ大名誉教授(91)を含め、計19人となった。医学・生理学賞は、利根川進米マサチューセッツ工科大教授(73)が1987年に受賞して以来、25年ぶり2人目だそうです。
山中先生は、学生時代はラクビーや柔道に打ち込み、医学部というよりは、ラクビー部といわれるほど、ラクビーに熱中していたそうです。研修中は、外科でうまい先生がやると20分で終了するのに、山中先生がやると2時間かかり、「邪魔なか」と、揶揄されるほど不器用だった。臨床から遠ざかり、アメリカに留学し、恩師ロバートメーリー博士に「大きな夢を持て」と指導されたそうです。帰国をしたが、アメリカとの研究環境のギャップに絶望した。しかし、37歳のときに研究環境の整った大学に招かれた。この転機が、今回の研究の足がかりとなった。そして、6年前に万能細胞をつくりだすことに成功した。
高校生への講演会で、「人生は9回失敗しないと、1回成功できない。失敗していいんだ。失敗を恐れないことだ。」とお話されているそうです。先生自身も、2回の大きな挫折を経験されて今日に至っている(この挫折も、きっと必然だったのでしょう。)ので、説得力がありますね。
iPS細胞の研究は、スーパーコンピューター京と同様、日本の再生へのおおきな原動力となることでしょう。
やはり、1番でないとだめなんですね。
今回のノーベル賞受賞が今後のiPS細胞を使った新薬の開発や治療の実用化に、拍車がかかり、1日でも早く、1人でも多くの方を幸せにしていただきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。