最低限の物と最高の物
みなさん こんにちは。
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の天野美和子です。
11月9日、木曜会主催で吉野真由美先生を講師に招き、「歯科のためのカウンセリング話し方講座」を聴講してきました。
話の中で保険診療とは、憲法25条に定められており、すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する、とあるそうです。
つまり、全ての人に最低限の治療を受けられるよう国が保証しているのです。
ここで注目すべき点は、最低限度というところです。なので、歯科では保険診療に使用できる材料は限られており、入る歯もメタルだったり、プラスチックだったりします。(決して劣悪な物という意味ではありません)
保険診療の対極にあるのが自由診療です。
自由診療は決して無くても困るわけではなく、生死に関わる事はないですが、白い歯、きれいな歯によってその人の生活が変わり、人生を豊かにしてくれます。
話はかわりますが、先日息子の七五三のお祝いのため着物のレンタルに行ってきました。最近の着物はとてもオシャレなのが増えて、選ぶのに悩みます。
その時店員さんに紹介されたのが旧来型の着物と最高級のブランド着物でした。ブランド着物は素材が軽くて柔らかで、デザインはワシやタカや松や兜のようなのは入っていませんがシンプルでかわいいい感じです。旧来型のは昔らしい絵柄がはいっていて重量感があり堅苦しい感じでした。旧来の着物もいいのですが、やはりブランド着物を知ってしまうとこれを着た子供を想像してしまい、少し高いのですが即決してしまいました。
後日羽織袴を着て厳かにお祝を行う事が出来て、満足しています。
私達は様々な場面で選択を迫られます。
選択したことで生死に関わることはありませんが、それによって人生が豊かになるんだということを体験しました。
歯を保険で治したからといって死ぬことはありませんが毎日使う体の一部です。機能的にも審美的にも妥協しない物を選択したほうが、人生が豊かになりますね。
気付きを与えてもらって感謝します。
ありがとうございました。