且座喫茶
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
10日以上に渡る真夏日が続き少し体調もおかしくなりそうでしたが、朝夕の涼しさに救われています。
台風の影響でしばらくは肌寒い日が続きそうです。
日曜日の夕方、お茶の稽古に出掛けて来ました。二ヶ月ぶりにお会いする青山俊童先生は相変わらず寸刻みのスケジュールをこなしながら、お元気でした。情熱的な姿に接するだけで鋭気を頂けます。
この日は一年ぶり「且座」という七事式という稽古の仕方の一つを学びました。
床の間には「且座喫茶」というお軸がかかっていました。
且座喫茶とは「喫茶去」と同じ有名な禅のことばです。「ちょっとお茶でも飲みませんか」という意味ですが、しかしその中には深い意味があると俊童先生は解説して下さいました。
且座の席は、花・炭・香・濃茶・薄茶を主客五人で分担して稽古するのですが、今回の役割に「半東」という亭主の東を補助する役割です。
準備として花をいける花台に花を揃えたり、炭斗(すみとり)に炭を並べ、香炉に火を入れて香が丁度良く香るようにして式法に従って進みます。
一年に一度位しかできない役割で予習をしていきますが、実際にやると不備な点が多々あります。冷汗をかきながら間違いを指摘され、新たな気付きを頂き楽しみます。
日常の空間とは異なる茶室には癒しのエネルギーが充満しています。
そこで発せられる師の青山俊童先生、六波羅大仙先生の謦咳に接し、生徒の皆さんの熱心な直向きな態度、それに美味しいお菓子とお茶を頂いていると正座している足の痛みを忘れ新たなるパワーが生じます。
東京、名古屋からと遠方から来られる皆さんに比べると、身近な所でお稽古できる幸せを感じます。
一人一人が役割をしっかり演じる事が出来ればスムースに運びますが仲々思い通りにはできません。だからそれが修行となるのです。
「千日の稽古を鍛とし、古日の稽古を錬とする」
という言葉の通りくり返し稽古をしながら少しずつ鍛錬習得していきます。
楽しいお茶を飲ませていただきながら、学びと気づきをいつも頂いております青山俊童先生に感謝します。
ありがとうございます。