かもしか通信

院長日記

無量寺 利休忌 


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

昼の間は春らしい陽気が暖かな風と共に感じますが、まだまだ朝晩は寒気が厳しい日が続いています。
4月3日は新年度初の日曜日という事なのか多くの人の動きが目立ちました。
そんな中、無量寺茶道部では無量寺に於て「利休忌」という門弟たちが集まって利休の画像をかけ利休に茶を供え薄茶を頂き、利休さんの遺徳をしのぶ行事が行われました。
掃除当番であった為、早目に出掛け茶室の清掃を手伝いました。部屋を整えてから門人達が全員見守る中で、高弟の一人がお茶を点てお献茶を菜の花も飾ってある利休像の前に供える作法を見事な流れで行われ、正客の青山俊董先生、次客の六波羅大仙尼に代表してお薄を飲んで頂き、セレモニーを終わりました。
その後は5つの部屋に別れそれぞれ「茶カブキ」「廻り炭」「花月」といった七事式のやり方を日頃のお稽古の成果として行われました。
私の担当は「廻り炭」という席の亭主役が担当されほとんど忘れている作法を教わりながら努めました。
「廻り炭」というのは炉につがれたお炭を主人とお客さんとが次々に炭つぎをするお稽古です。何人かでやるのですが、前の人のついだ炭の形を続けずに別の形で整えるのです。同席した人全員で炭の置き方を変えて炭つぎの方を学ぶのです。一年に一度位しか経験できない貴重な作法を大仙尼の指導のもとに行う事ができました。大仙さんに大変感謝しています。ありがとう。

午前中はその役で終り昼食を門人全員で頂き、本来は他の席でお濃茶の茶銘をあてる「茶カブキ」、花を主客が順次花を生ける「廻り花」、「花月」という主客五人で行い茶をたてる人、飲む人が次々と花月札を使って変わるというやり方です。

一年に一度こうした優雅な時間を過ごすやすらぎの場ですが、午後は義理があり退席しました。

それにしても、利休から始まった茶の湯の世界、まだまだ修行不足で至らない点が多く、深い学びの世界に更なる精進が必要だと思い知らされた事でした。
「一期一会」の茶の精神を鴨居歯科医院の診療姿勢に取り得れたいと考えています。いろいろ刺激を与えて頂き、気づきを沢山得られた事に感謝しています。ありがとうございます。

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