レベル11
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の花岡 泉です。
院長先生お奨めの、「かばんはハンカチの上に置きなさい」の著者である、プルデンシャル生保険株式会社のエグゼクティブライフプランナー川田 修氏のCDを拝聴しました。
川田氏は平成元年リクルート入社、この年は江副氏が逮捕された年であった。事件のこともあり、顧客から暴言を浴びせられたり、灰皿を投げられたりもした。しかし、リクルートでの経験は大きく、今でも素晴らしい会社であったと思う。リクルートでは、仕事はいつも楽な方をとるか、楽しい方のどちらかをとらないといけないと教わった。どんな仕事も、はじめは苦労である、しかしそれを乗り越えると楽しみとなるのだと言うことを教えられた。
入社2週間目の顧客は女性経営者で、先輩から引継ぎ、伺ったが沈黙だった。これまでのリクルートの担当が替わり過ぎるという不満もあり、「しっかり勉強してから来て下さい。学生に付き合っている暇はないから」と帰されてしまった。上司に相談したところ翌日も伺うことになり、前日同様沈黙であった。沈黙を破り、「3ヶ月後、川田が担当でよかったと思わせます。」と宣言し帰宅。その頃の自分はなにもできなかった、ガッツだけがあった。この思いを顧客に伝えて、一生懸命に仕事を続けたそうです。
その頃仕事を通して学んだこと、だれにでもできる小さな努力を、本にしてまとめたのが、「かばんはハンカチの上に置きなさい」である。いろいろな方に読まれている。メールもたくさんいただき、すべてに目を通している。なによりも自分自身が一番勉強になったと、語っています。
仕事にはレベル10と11がある。10と11の違いは大きい。たった1の違いであるが大きい。レベル10はそこの店に対する期待値の基準値である。このぐらいであればまぁ満足のラインが10である。
店員が見送り一言添える、雨が降っていたら傘をさっとかざす、他店で今すぐ用意できればそちらを紹介するこれがレベル11。ささいな、小さな感動がレベル11の仕事である。
川田氏はレベル11の仕事を行うように、他人のいいところはどんどん真似たそうです。
私自身も先日、塩尻商店街のハロウィン専門店でレベル11の体験をしました。先月の中旬に、1週間後に子供達がレクレーションで、カボチャのランプを作ることになり、カボチャを用意することになりました。大型スーパーやインターネットを調べても手に入れられませんでした。店先に飾ってあるカボチャを、店員さんに尋ねても、売り物ではありません、と言われ途方にくれていました。
塩尻商店街にハロウィン専門店があり、仕事の昼休みに訪れました。「うちでは扱ってはいないけれど、今日塩尻えんぱーくのところで、地元の農家の方が夕市をやるのよ。そこで売っていると思うわよ。」とのことでした。夕市は15時から17時ごろまでとのこと・・・。勤務時間中ですし、子供の泣き顔を思い浮かべつつ、あきらめていたら、「買っといてあげるわよ。うちは17時までが営業時間だけれど、19時ごろまでいるから。代金もあとでいいですよ。いくらかわからないし。」まさにレベル11。いいえ、それ以上の体験でした。立派なカボチャでした、本当にありがたかったです。お蔭様で子供達も楽しいひと時を過ごすことができたのです。
川田氏のCDを聞きながら、私もレベル11の体験をして感動したことを思い出しました。
そして、私自身もレベル11の仕事をしていきたいと思いました。ありがとうございました。