かもしか通信

院長日記

韓国研修


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

秋の真っ只「灯火親しむべき候」となり、学ぶのにも良い季節となり10月16日(土)、17日(日)と韓国ソウルにて「ピエゾエレクトリックサージェリー・ハンズオンコース」の実習研修を受講して来ました。
羽田を16日(土)朝9時20分の便でしたので、都内に前泊し浜松からモノレールにて国際線のロビーに向かいましたが、10月21日から新しくなるという事で急ピッチで工事がなされていました。
時間は少々遅れましたが、12時に韓国の金浦空港に着き、出迎えのスタッフと日本からの参加者と共に“ベストウエスタン ナイアガラホテル”に着きチェックインすると、休む間もなくコースは始まりました。
講師はテグカトリック大学歯科部長・口腔顔面外科教授のDr.SohnDong-Seokでピエゾエレクトリックを用いての臨床テクニックは世界一と言われる先生です。

ピエゾサージェリーとは超音波発生装置が着いた器械を用いた外科的処置を言い、硬組織即ち骨は切削できますが、軟組織(血管、歯肉等)は傷つけないという特殊な機能を用いていろんな処置ができる術式を言います。
この機器を用いる事により、今迄難しいとされていた症例に対してもかなり応用ができます。例えばインプラント処置も骨が薄くて出来なかった時、骨が足りなくてあらめていた人に対しても対処出来るのです。

参加者が12名で再受講が少人数でしたので、2日間きめ細かく指導を受ける事が出来ました。
Dr.Sohnは大変親切で、ウサギの頭、ブタの骨等を用いての実習も臨場感に溢れた指導で、何回も何回も繰り返しマスターする迄付き合って下さいました。
一日目は夜中の12時近く迄、翌日は朝9時から夜7時迄というハードなスケジュールでしたが、タフな先生は顔色一つ変えずエネルギッシュに講義を担当して下さいました。

韓国の歯科技術、器機の進歩は著しく部門によっては日本を凌愕しているところがあります。他分野でも例えばコンピューター、電気商品、自動車などなどで韓国製品が世界を席巻している勢いが歯科界にもあります。
Dr.Sohn先生も言っていましたが新しい技術・製品については、かなり国が後押しをしてくれている部分があり、日本の場合は法的規則が厳しく許認可に時間がかかる面があると言えます。
国内産業の保護もあるのかも知れませんが、海外の優れた物は早く認めて、それ以上の発展を促す方策が欲しいと感じました。

今回参加して先生方は、皆さん意欲的な人ばかりで若い先生から上は70歳のベテラン先生もいて、先生方の交流によって学ぶ事も沢山ありました。
この2日間の講義で得て知識、術式を早速臨床の場に応用して行きたいと思います。

せっかく韓国に来たのに何の観光もできずじまいでしたが、ホテルで缶詰になって学ぶのも、秋の灯火楽しむ季節にピッタリの時間でした。
ソウルの郊外ではありましたが、ホテルの窓から見る様子は車の往来が激しく活気があるように感じます。
国内旅行するより身近な隣国で、言葉の障害はあっても同じアジア人として切磋琢磨する事は良い事だと思います。

素晴らしい実習・講義をして頂いたDr.Sohn、企画して下さったコアフロント(株)に対して深く感謝しています。ありがとうございました。

留守の間に行われた「大町アルプスマラソン」に参加した6名の鴨居歯科医院マラソン部の皆さんが活躍し4名が完走できたとの報告を受けました。短い間でしたが準備をし、練習した成果が出たようです。
次年度は早くから鍛えて全員が完走できるようになりましょう。
留守をしていても何事にもチャレンジするスタッフの皆さんに感謝し感動しています。ありがとう。

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