かもしか通信

院長日記

過去と現在


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

台風の影響被害もこの辺りはほとんどなく、むしろ千天の慈雨という状況でしたが他の県では大きな被害が出た所もあり、自然の猛威を感じています。
猛暑日も途切れ、雨上がりの土の臭いや草木の発するオゾンにも変化があり、コスモスも目立ちはじめ、秋を告げる虫たちの奏でる音も一段と冴えています。

9月9日(木)塩筑歯科医師会の例会に出席しました。
今回は地域保健部担当例会で、長野県歯科医師会地域保健部副部長の杉山貴先生と、県歯科保健センター歯科衛生士の松本絹子さんのお話をお聞きしました。
テーマは「成人歯科健診への取り組みについて」でした。
発表の中で県歯が主体で行っている地域保健部活動事業の一つとして歯科健診事業がこの10年間で1/10に激減しているとの事でした。
理由はいろいろと考えられますが、経済的影響が大きく各事業所の負担軽減の項目に入ってしまったのではないかと予測されています。
しかし、歯科健診を定期的に受けて早期発見、早期治療をすれば、健康の維持の源となり事業所労働時間のムダがなくなり、結果的には経費削減にも繋がります。
事業所の皆さんも再考して理解して協力して頂きたいものです。
良い歯であれば健康の体を作り、寿命も延びて、メタボリックにもならない、ボケも防げ、がんの低下になるという事を知ってもらいたいと地域保健部が啓蒙活動している様子が分かります。

私も長野県歯科医師会の常務理事という役を3年間担当し、当時は公衆衛生部という名称でしたが、今の地域保健部と同じ活動をしていました。今から14年位前になります。
その当時に事業所健診を立ち上げ、健診表の作製、健診方法、各事業所への健診依頼等を部員全員で取り組んだ事を思い出しました。
当時はデーターをいかに整理するかという事で愛知県歯科医師会に協力をお願いしたり、他都道府県もまだ取り組んでいる所が少なく、参考になる健診事業をいわゆる健診屋と呼ばれた健診だけを行っている会社の資料を取り寄せて検討したりしました。
その後更に年々進化増進を続けて行ったのですが、現状は衰退してるという事は一抹の淋しさを感じます。是非、再興をして欲しいものです。
松本衛生士さんの話も大変判り易く、各事業所、各団体に訪れて講演しているという事は良い事活動だと思いますので、頑張って頂きたいですね。
過去の思い出と現在の状況を知り感動しました。ありがとう。

今日のS―UPも充実した時間となりました。
まず花岡先生、山岸技工士による
「ISIを用いてセカンドカウンセリング」
というテーマで具体的に患者さんの症例を用いてISIの有効性を話して頂きました。
非常に患者さんにとっても判り易く今後の計画を考える資料になります。これから鴨居歯科医院スタッフ全員が使いこなして行けるよう学習して行きます。
次いで太田文臨床研修医の先生から自己紹介があり幼児の時から大学を卒業するまでのお話をお聞きしました。
5才の頃から将来は歯科医師になるのだと思い出のアルバムに書いてあったと本人もビックリしていましたが、その夢を実現させたのです。
発表から目標を持つ大切さを学び、しっかりした先生の考え方から将来立派な歯科医師として活躍される先生だと確信しました。

田村チーフマネージャーからS―UPの最終発表として「鴨居歯科医院のスタッフとして・・・。」のテーマでお話して頂きました。
田村チーフマネージャーは10月10日に結婚されて、上田市に住む事になり今月15日までの勤務となります。
約3年半の間、鴨居歯科医院に勤めて体験して学んだ事を後輩に伝え残したい思いを情熱を持って発表して下さいました。
その中身はすごく濃くて一枚一枚のスライドに沢山の大事なエッセンスが入っており現在のスタッフの皆さんの今後の糧にして行きたいと思っています。素晴らしい発表ありがとう。
これからも歯科界発展の為活躍して下さい。楽しみにしています。

そして話し合いに入り、
「充実したHPづくり」
「患者数増加対策」
「キャンセル率down」
の3つのテーマでグループ毎に話合い、すばらしい提案が出てきました。これから、これらの提案を実行して行きます。
鴨居歯科医院のスタッフの皆さんの医院を思う心が伝わり、素晴らしい感動を得ました。ありがとう。

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