かもしか通信

スタッフ日記

環境問題


みなさんこんにちは.
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士 増田 隼一です.

 いま、アメリカ合衆国ルイジアナ州のメキシコ湾では原油流出事故がまだ続いているそうです。4月20日に沖合80kmで操業していたイギリスの石油会社BPの石油掘削施設が爆発し、海底1,522mへ伸びる深さ5500mの掘削パイプが折れて海底油田から大量の原油がメキシコ湾全体へと流出している事故です。

 原油流出量は1日500キロリットルから4000キロリットルと推定されるそうです。収束まで3ヶ月かかると推定されているので、総流出量は4万トンから30万トンと予想されており、1993年に42万キロリットルが流出したアラスカ州のタンカー事故を超えた被害規模、数十億USドルの事故とされるそうです。

 現在原油回収船とオイルフェンスを使い対策をしているそうですが、流出箇所が深い海中であり、大河口に近いので潮流が複雑で、今後の被害拡大が心配されています。メキシコ湾岸はアラスカとは違い沿岸には巨大湿地帯が広がり自然の宝庫であり、米国としては人口集中地帯であるので、石油流出による自然環境、社会生活、漁業、観光業などへの影響も懸念されます。

 原油流出の事故でよく見掛けるのが油まみれになった野生動物の姿です。それらの動物たちは何も知らずにいつの間にか真っ黒に油にまみれてしまった様子で大変痛ましく感じられます。出来るだけ早くこの事故が解決することを願ってしまいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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