世界の中の日本
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
牡丹の花が各家の庭先で大輪を付けて、色取り取りに咲き誇っているのが目を楽しませてくれます。さすが「百花の王」という趣があります。多くの日本人がこよなく愛した花です。
5月15日(土)診療が終わってから妻と共に、大平さんの出産した波田病院に行ってきました。部屋に着くと母子共に元気な姿でお目にかかることが出来ました。
丁度この日の午後から、お母さんの横のベビーベッドで寝ることになったという事で、生後3日目の赤ちゃんにも会えました。
美男美女の子供だけに、生まれたばかりなのに美男子になると予想される顔立ちをし、手は指が長く、将来大きく健康に育つと思いました。
お母さんもかなり痛い思いをしたとの事ですが、無事大役を済ませた達成感からの輝いた顔が眩しく感じ、母親らしい決意が漲っていました。おめでとうございます。
5月16日(日)朝7時に、久し振りにイギリス留学中の長男とSkypeを用いて話ができました。
先日、荻原ミヤウチ社長に調整してもらい、音声が出るように音声が届くようにお願いし、まだこちらからの音声画面が悪いとの事でしたが、長男の顔、声はクリアに出て声もハッキリし元気に暮らしている様子が判り、女房は喜んで1時間近くの会話を楽しみ色々情報交換が出来ました。
すごいインターネット時代の産物だとビックリしています。長時間の国際通信が無料で出来るという事は、素晴らしい進歩サービスだと実感し、科学の発展はこれからいろんな可能性を引き出すのだと期待しています。
その後、朝9時のあずさに乗って新緑を楽しみながら東京に着き、セミナーに参加しました。
名古屋で開業されておられる篠田鉄朗先生及び中国からの大型ラボ社長の陳英傑社長のお話をお聴きしました。
テーマは「個人輸入の活用と最新海外事情」「中国の技工士教育と大型ラボの現状」でした。
これからの歯科界もグローバルに物を考え行動しなくてはならない事は誰もが思っています。しかし現実にそれを実践しているかというと、実行しているのは一握りの歯科関係者だと思われます。
篠田先生の世界の歯科情報を拝聴すると、先生の言い方を借りれば「日本の歯科界は鎖国状態」だという表現でしたが、まさにそのような感じに受け取めました。
日本の歯科技術、知識、環境は世界の中でかなり進んだレベルと思っている人が多いのですが、世界の潮流はどんどん進歩し、日進月歩という状態である事が判りました。特にCAD/CAMの発展は世界中で鎬を削っているという状態であることを知り、日本ではかなり遅れた製品情報が届けられているという事が判りました。
熱血漠の篠田先生は歯科界をより良い状態にし、患者さんに「安くて良質な自由診療」を届けたいという想いがヒシヒシと伝わってきました。
中国の大型ラボは1,500名を越すスタッフが居て、ヨーロッパ、アメリカはじめ世界中の優れた機械を導入し、世界6ヶ国に技工物を輸出しているという現実にもビックリし世界の技工物の25%は中国製であるという事を知りませんでした。
これからはあらゆる産業分野で、中国はじめ東南アジアの国との連携を持って製品を作っている現状が歯科界も波及し、協力関係の構築が必須事項となると確信しました。
多くの気づきを頂き、篠田先生には感謝しています。これからも宜しくご教示願いたいと思います。ありがとうございました。
電車の中では中谷巌氏の「日本の復元力(歴史を知る事は未来をつくること)」を読みました。
居眠りをしながらであるので、全て読了してありませんが、多くの示唆に富んだ内容であり、これからの日本を考えるとき、日本の良さを見出し委縮した現状を打破する方法を示しています。面白い内容なのでしっかり読み切りたいと思います。
これからの日本人として、歯科医師として、世界の中の日本で考えると生き方はいろんな方向があると思います。
選択するのは自分なので様々な情報、教えを得て、方向性を間違わないように良い選択をして行きたいと思います。
いろいろな気付きを頂いた一日に感謝しています。
ありがとう。