たばこと歯周病
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャー 池田 優です。
今日金曜日は、<S-UP>(勉強会)がありました。その中でも一番印象的だったのが、衛生士の北沢さんの「タバコと歯周病」の発表でした。
歯科の疾患である歯周病も喫煙が関与していると言われていて、
○歯に汚れをつけやすくする。
○歯周病にかかる確率を高める。
○歯周病を進行させる。
○歯周病の本当の状態を隠す。
○治療した場所の治り方を遅らせる。などがあります。
喫煙による歯の着色では、
喫煙は歯に色素沈着を及ぼす事が知られています。私達が「ヤニ」と呼んでいるタバコの中の成分である、タールなどが歯面に沈着するために起こります。
一度ヤニがついてしまうと、
○歯ブラシなどではキレイにすることができなくなる。
○この沈着が多くなると、歯の表面をでこぼこにして、歯周病の原因のプラークがたまりやすくなる。
歯周病が悪くなる原因として、
○タバコの煙の中の成分(ニコチンなど)口の中の粘膜や、歯ぐきに吸収されることで、歯周病にかかりやすくなったり悪くなったりする。
○喫煙者の歯周病は非喫煙者と比較して悪くなる傾向にある。歯周病の治療を行っても、傷口の治り具合が遅くなる。
タバコを30年喫煙していた方の口腔内は、ヤニによる着色だけでなく、重度の歯周病になってしまい、歯も根っこまで露出してしまうなど健康的ではなくなってしまいます。
周りに喫煙している人がいたらその人の将来の為に歯周病の事を真剣に伝えたいと思いました。それをきっかけに口腔内が健康になる人が1人でも増えたらと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。