かもしか通信

院長日記

初釜


みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

青く澄みきった空は、厳寒の時に冴え、東に高ボッチ、西に北アルプスの冠雪した山々が鮮やかに目に飛び込んできます。

1月17日は朝から快晴となり、東窓から絵になる風景を見ながら、無量寺で催される初釜に行きました。

10時からの開催でしたが、少し遅れ15分前に着くと、ほとんどの人が集まっており、女性の大半は着物姿、男性も袴姿で参加しておりました。
今回は、洋服で臨んだのですが、最初から午前の部、松籟軒のお薄席の亭主役に名が載っており慌てました。
急いでその場に行くと、すでに準備はなされており、少し緊張はしていましたが、無事役目を果たし、半東役もやれて、幸先の良い門出となりました。

お昼は本堂に準備され、例年の如く70名近くの人が集まり、青山俊董老師の新年挨拶がありました。
1月15日の誕生日をもって喜寿を迎えられ、さらに昨年は曹洞宗としては初めての尼僧として大教師就任という栄を受けられたことを報告されました。
大教師でなければね被着できないといわれる赤紫恩衣を披露され参加者全員から祝福され見事な法衣に感動しました。

更に昨年度の皆勤賞、精勤賞、努力賞の名前が呼ばれ、今年の景品として先生自ら「春在枝頭己十分」と書かれた壽恵廣扇子と茶筅通しをプレゼントされました。
弟子の80%がこの賞に該当するというすごい茶道部だと思います。私自身も精勤賞を頂き、嬉しく、良く努力したと感激を味わいました。

当番となった松本地区の皆さんが準備されたご飯、汁、正月料理を腹一杯に頂き、午後は俊董先生が点てられたお濃茶を後半に席入りした34名が不審庵にて、先生のお話、生菓子を楽しみながら頂きました。

お席は一年に一度の設定で、国宝級の道具を用いての振る舞いに、至福感も味わいました。
俊董先生の本当に元気なお姿に接し、美味しいお茶を飲んで、今年一年分の英気を頂いた感じがします。

今年度の鴨居歯科医院のモット-としている「一期一会」茶道精神、作法を取り入れて、更なる患者さんに対するおもてなしを実践していきたいと思います。
日本文化の中て、茶道は最高の応対作法なので良い点を学び深めて還元したいと思っています。

一日楽しい意義ある時間を喧噪の世界から幽玄世界に身を浸し、リフレッシュできました。
設営して下さいました青山俊董老師、六波羅大仙住職に深く感謝し、茶道部のメンバ-に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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