キシリトールの効果
みなさんこんにちは。
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・鴨居インプラント
審美サロン、歯科医師の渡辺 正哉です。
キシリトールとは白樺や樫の木などの原料からつくられる天然素材の甘味料です。
砂糖と同じくらいの甘さがありますが、カロリーは砂糖より少し控えめです。
また、むし歯の原因となる酸をつくりません。
ミュータンス菌(むし歯菌)は、糖をエサにしてプラークと酸をつくります。
しかし、キシリトールの場合はどんなに取り込んでも
自分のエネルギー源として使えません。
それでもキシリトールを取り込むことを繰り返し、エネルギーを消費して疲れてしまいます。
その結果ミュータンス菌の活動が弱まり、数が減っていきます。
つまり、むし歯予防には最適の甘味料となるわけです。
身近な食物でいうと、イチゴやラズベリーなどのベリー類、カリフラワー、ほうれん草、レタスなど身近な食べ物に含まれています。
例えばイチゴには乾燥重量100g中に300mgほどのキシリトールが含まれているそうです。
むし歯予防には5~10gのキシリトールが必要なので、
食べ物だけで摂ろうとしても十分ではありません。
当院には、キシリトールガム、タブレットを用意していますので、興味のある方はどうぞお試しください。
まとめますと
《キシリトールの効果》
*プラークをつくる材料にならない
*酸をつくらない
*プラークの量を減らし、歯磨きで落としやすくする
*ミュータンス菌を減らす
*再石灰化(歯の修復)を助ける
キシリトールは、お口の中の環境をむし歯になりにくい環境に変えていってくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。