最悪の時こそ最高である
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
年の瀬も押し迫り、2021年もくれようとしております。皆様お忙しい日々をお過ごしとお思います。鴨居歯科医院の毎月のイベントでもあります社内木鶏会が今月も開催されました。月刊誌「致知」を読みお互いの感想文を発表しあい、お互いの良いところを見て社風を良くするための行事です。今回も私の感想文を掲載させていただきます。私の感想文は、「最悪の時こそ最高である」を読んだものです。御笑読いただければ幸いです。
サイゼリヤ会長の正垣康彦氏の記事を読んで、まず驚いたのは大学在籍中にレストラン「サイゼリヤ」を開業したということである。現代でこそITベンチャー企業をやアパレル関連企業を学生時代から事業展開するという話を耳にするようにはなったが、昭和の時代であれば、まず資格を取ったり、会社勤めをしてスキルや接客を学んでからでないとなかなか起業しようなどとは考えられない時代であった。理系大学であれば、凡人の私などは工業系の道に進むものだとつい考えてしまう。私も学生時代に土木のアルバイトをしていて、そこの社長から素質があるからのこういう仕事をしないかといわれたが、技工士学校にいた頃で、とてもそんな気にはなれなかった。
正垣氏の開業当初は、立地は悪い、ならず者しか来ない、火事にはなる、こんな状況ではいくらおいしいものを出してもお客さんは絶対に来ないと思っていたようだ。しかし、母親から「火事に遭ったあの店はおまえにとって最高の場所だから、辞めちゃダメ。八百屋もアサリ屋も、せっかくおまえのためにそこにあるんだから、逃げちゃダメ。」そう言われたそうだ。すごく明快だ。でも、理不尽な話しだ。しかし、その後、お客が来ないことを立地のせいにしないで、お客さんが来てくれるようにひたむきに努力することが大切だということを母親が教えてくれたんだと思えたそうだ。つまり、どんな状況でも自分を変えて、幸せになるためにエネルギーが仕組んでくれたことであると捉えられたそうだ。ここに出てくるエネルギーという概念は、村上和雄先生が仰っていたサムシンググレートと同じ概念だと思えた。自分の利益じゃなくて誰かの役に立つことを優先して考えていると、結果はよくなる。好きとか嫌いとかでなく、いまある環境や、いっしょに働くスタッフも、日常に起こる様々な出来事も、すべてが今の自分のためにあって、良い結果になるために用意されたものであるということだ。ところが人間というものは、結果が出るとすぐに有頂天になる。だから有頂天にならないためにも、常に自分の心を人の下に置いて、人のために役に立つこと、そうした人と一緒に喜び合えることこそ本当の幸せなんだと仰っている。また、リーダーシップとは、「部下や周囲の人から助けてもらえること」、それから「この人のために頑張りたいと思われる」そんな人物がリーダーシップのある人だとおっしゃっている。
私自身、これから幾多の苦労が訪れると思われる。しかし、その原因を人のせい、世の中のせいにするのではなく、その原因が自分にあると捉え、失敗や挫折、艱難辛苦の時こそ自分を変えるチャンスであり、より成長できるチャンスと捉えて、いいことも悪いことも人生で起こることはすべて最高、これ以上のものはないという心構えで努力できるよう精進する所存である。
最後までお読みいただきありがとうございました。