かもしか通信

スタッフ日記

6月号 致知感想文


みなさん こんにちは!             長野県塩尻市鴨居歯科医院鴨居インプラントサロンの歯科衛生士 髙木さなえです。       感想文を投稿致します。            P.30 「孝経」が教える生き方          P.64  未来の世代に伝えたいこと        今から、二千年前に古代中国で、親孝行について孔子の教えを説く形式でまとめられている「孝経」。その重要性は、「論語」と共に高く位置づけられ、東洋社会の家族道徳の原点として、また江戸時代には、幕府が国の統治にも利用したりと大切にされてきた古典です。     最初の章にある「親を愛する者は、敢えて人を憎まず。親を敬する者は、敢えて人を慢どらず。」(親を愛する者は、人を憎まない。親を敬する者は、人を侮らない。)「論語」では、孝行について孔子は「「敬せずんば、何を以て別たん」と答え、親を養うだけの孝行ならば、犬でも馬でもしている。人とそれらの違いは、この「敬」の一点にあると説いています。つまり孝行とは、単に老いた親を養うことだけではなく、そこに「敬意」という精神が伴ってこそ真の孝行といえる。親子ばかりでなく夫婦においても、相手を敬する心が欠けていたら、いくら愛があってもダメということに気づかされ、またあらゆる人間関係にも、愛と敬の二つが揃って初めて円満にいくことを、この言葉から学べます。しかし、「孝経」の説く親孝行は、親への絶対服従を強いるものではなく「子、父の令に従ふ、孝と謂うべきか」(子が万事につき、父の命令に從うことが、孝行だといってもいいのでしょうか)また、「不義に当れば、則ち子以て父に争はざるべからず」(父親に不義不正があったらば、子はしっかりと父親に対していさめ争わなければならない)それも孝行の大切な実践だと説かれています。        P.64の特集につながりますが、人間は皆、いろいろな矛盾を抱え生きていて、完全・完璧な人は誰もいません。例えば、子どもの頃に親に酷い仕打ちを受けたことがあった人などに、その思いに深く耳を傾けていると、次第に「その人にとっての真実」が見えてきて、その親には、その親にとっての真実があった、子どもに辛く当たらざるを得ない辛い思いがあったのだと、自然に心が変わって、親への感謝の気持ちが生まれて来る人が多いとのこと。それは、私が思うに、自分を産み、育ててくれたというまぎれもない事実・真実が、心と体の中に刻み込まれているからなのではと思います。私は、我が子がこの世に誕生し、自分が親として育てていくことで、無償・無私の精神を与えてもらえるのだと気づきました。             家族(親と子)とは、自分で選んだ人間関係ではない、天が与えた深い縁です。会社や、学校などの人間関係ならば、会社を辞める、学校を卒業するとその縁を切ることはできるが、家族は決して切ることのできない存在。最も深い心の修行が求められる縁であり、最も成長できる縁でもあって、家族こそ「人間形成の根本道場」だと言えると思います。甘えやわがままが出やすい場所である家庭の中で、親も子もお互いが「安心してもらえるような生き方をしていくこと。」「日々を明るく過ごしていくこと。」「人に喜ばれることを誠実に行うこと。 」そのような生き方をし、人間として成長していくことで孝行にもつながるのではと思います。5月には母の日がありました。6月は父の日があります。親孝行に「手遅れなし!」です。そして、愛と敬を常に持ち続ける大切さを、家庭の中から伝承していけたら、世界に必ず平和が訪れるはずです…。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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