かもしか通信

スタッフ日記

致知感想文


皆さまこんにちは!鴨居歯科医院、歯科衛生士の髙木さなえです。9月号致知の感想文を投稿致します。

60頁 先師先哲に学ぶ大転換期の生き方    田口氏、上甲氏とも致知では何回も特集されていますが、お二方の日本国への思いや、これからどのように時代を拓いていったらよいのか、強いメッセージが込められた今月号の対談を読み、背中を押されたような気持ちになりました。上甲氏は、松下幸之助の志・思いを実現するべく、青年塾で青年の教育に尽力されています。幸之助の「この国には百年の計がない」と危惧し、国民におもねる政治ばかり行われ、このままではやがて日本は行き詰まる。21世紀、世界の繁栄の中心はこの東アジアに巡ってくる。その繁栄の受け皿として、日本は立派な政治を行なわなければならない。そうなるためには、国民が高い志を持っていなければいけない。個人であれ企業であれ、国家も自分のことや目先のことだけにとらわれたら必ず行き詰まる。1番大事なのは、世のため人のために本当に役に立つ仕事をしてうまくいかないはずはないということ。うまくいかないとしたら、どこか自分の中にとらわれの気持ちがあるから、それさえ克服できればすべてうまくいく、そしてどんな苦しいことがあっても、それは考え方を変え、生まれ変わるチャンスととらえること。そして、1番の基本は人間研究の大切さで、松下幸之助の視点でいまの日本のリーダーは、人材多くして人物なき時代になった。キャリアがあり優れた知識・技術を武器に頭で勝負している人材は多いけれど、歴史観や人間観に立って肚とハートで勝負する人物を育てなければ、世の中はますます悪くなるだろう。幸之助の88歳の頃の文章には、「これからの世の中のことを考えると血が熱くなる」と書かれていたと知り、たいへん驚きました。上甲氏は「終活、年を取ったら最期を迎える準備が大事と言われるが、そうではなく人生の総仕上げをする時で、富士登山でいえば九合目から頂上を目指す時だ、松下幸之助の志を実現することを通じて、日本が新しい時代を拓く力になることを使命とする、死して後已む、休むのは死んでからでいいんだ、自分の年を意識していない。」と仰っていて、パワフルで使命感のお強い方なんだなあと感動しました。             田口氏も、東洋思想を広める活動を活発にされていますが、佐久間象山や、横井小楠など今の日本人が学ばなければいけない先人の言葉があると仰っています。「東洋道徳・西洋芸(技術)。」東洋は精神主義で、精神を突き詰めていかなければならない。一方の西洋は芸・技術。国家の根幹の構想理念は、東洋が引き受けて、それをどう実現的に展開するかは技術の問題だから、西洋に学んだ方がいい。そして、「技術に精神はあるか?」精神をしっかり持った人間が技術を使うことでうまくいくんだという言葉を残しています。いまはAIが持てはやされているが、そのAIに精神はあるか、と問われていて私たちがしっかり心に留めておかなければいけない問いかけだと思います。そして、儒・仏・道・禅・神道はすべて日本の知的遺産、知的資源と大切にし、東洋道徳の象徴する国として、日本が生きとし生けるものはすべて繋がっているという、生命論的世界観・人間観をもって、世界の民のお世話係になることで、時代をリードし切り拓いていけるよう、東洋先哲の教えを語り続けていくと情熱をもって仰っていて、人間として1番大事なこと、根底にある大切なことを学べた特集でした!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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