かもしか通信

スタッフ日記

致知感想文


皆さまこんにちは!鴨居歯科医院 歯科衛生士の髙木さなえです。11月号の致知の感想文を投稿致します。

46頁 脳科学が明らかにした「誰もが幸せになれる法則」

この特集で脳科学者の岩佐一郎さんが提唱するのは、脳全体をバランスよく協調的に働かせる訓練をする、脳を鍛えることを日々の生活の習慣にして、幸せな人生を歩むことができるという「脳磨き」です。             脳が最も活性化するのは、脳内の膨大なネットワークがスムーズに働いている時で、それは幸せを感じている時の脳の状態と同じ。しかし、この脳内のネットワークは残念なことに部分的にしか使われておらず、幸せな脳の状態の1/100〜1/500程度しか活性化していない。脳が最大限に活性化し、幸せを感じている状態にするには、トレーニングが必要でそれが「脳磨き」という。スポーツなどをしていると、フロー状態、ゾーンという特別な集中状態に入ると驚異的な力が発揮できると言われているが、脳幹や島皮質と呼ばれる脳の一部に近年、そのフロー状態になるスイッチがあることが明らかになってきた。しかし、脳幹や島皮質は無意識領域にあるため、自分で意図してスイッチを入れることはできない。その代わり、普段から脳磨きによって無意識領域を整えていくことによって、フロー状態に入る確率を高めることができる。逆に、無意識領域を整えていなければ、リラックスした状態であるフロー状態とは真逆のFF状態に入ってしまう。それは、動物が外敵に直面した時のような極度の緊張状態であり、脳内の他のあらゆる回路をシャットダウンして、戦う(Fight)か、飛んで逃げるか(Flight)ということだけにエネルギーを使うようになってしまう。FF状態でも一時的に大きな力を発揮できるが、ストレス状態であるため慢性化すると、脳を破壊し、無気力やうつ状態に陥ってしまう。フロー状態は、最新の脳科学で明らかになってきた「Awe(オウ)体験」の一部だと考えられている。宇宙飛行士が、宇宙空間から青く美しく光る地球を見ると、自分は大いなる何者かに生かされていると実感して、深い感謝の念が湧いてくるというような心震える感動体験をAwe体験と呼び、その時の脳は非常に活性化し、エゴが低下して謙虚な気持ちになることが明らかにされている。脳磨きを通じて、無意識領域が整うと、Awe体験をしやすくなる。この体験を、家族や職場、チームなど皆で一緒にAwe体験をすると、とんでもない成果を上げることができて、知性面においても同じことが起こる。その知性を「集合知性」といい、集合知性を発揮しているチームは、一人ひとりが生きがいや人生の充実感を感じつつ、天才知性をはるかに凌ぐ力を発揮できるようになるので、互いに強い信頼関係を醸成し、心を一つにする大切さを物語っている。この集合知性は、三つの要素によって成り立っている。一つは、相手の立場に立つ「共感性」。二つ目は、相手と対等に本音で語り合える「対等性」。三つ目は、目標に向かって心を一つにする「一体感」。この三つの要素を育む上で大事なのが「共同体思考」。これは、相手と自分を共同体の一員として受け止める脳の使い方で、共同体思考を通じて仲間と深い信頼関係を築き、心を一つにすることは、共に高いパフォーマンスを発揮する道であり、人が幸せに生きるための秘訣。そして、脳磨きの脳を鍛える方法の中で大切なことは、人に何かをしてもらった時の恩恵的感謝だけでなく、普遍的感謝、つまり「生きていること」など当たり前で些細と思えることに感謝を抱くこと。致知で「人生を照らす言葉」の連載をされている(今月号では18頁に特集されている)鈴木秀子さんは、常に当たり前の日常のありがたさに気づくようにと、私たち読者に優しく語りかけてくださっています。「手や足が動くこと、おいしく食事が食べられ、住む家も、働く職場もあり、日々の生活の糧を得ることができていること。自然に目を向ければ、太陽の光、水も空気も生きる上で必要な物は全て無条件で与えられていること。この当たり前がどんなに素晴らしいことかに気づき感謝して生きること」とはイコール脳磨きにつながるのだと分かり、私は致知を頂き、様々な教えを吸収できている幸せをひしひしと感じています。    私は、歯科衛生士として日々、患者さんに歯磨きの大切さをお伝えしています。歯磨きの目的は、歯に付着した汚れを落とすことで、虫歯や歯周病を予防するだけでなく、磨くことで歯肉を丈夫に鍛え引きしめることです。脳も体も歯肉も!心も、生きていく上で鍛えることを習慣にすることは、幸せな人生を生きるための大事な条件なのだと学び、生涯鍛え続けていこう!と強く思いました。       

最後までお読みいただきありがとうございました!

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