かもしか通信

スタッフ日記

致知感想文


皆さまこんにちは!鴨居歯科医院 歯科衛生士の髙木さなえです。24年1月号の感想文を投稿致します。

10頁 一大事とは今日只今の心なり       作家の五木寛之先生と、青山俊董先生の対談を読みました。俊董先生においては、心が暖かくなるようなお言葉や、90才にしてもなお「日々皆のお陰で勉強でき、皆のおかげで修行させてもらえ、皆に育てられて今の私がある。」と、どんな日でもどの一瞬でもていねいに大事にお過ごしになられていて、また、表紙のステキな笑顔を拝見し、一昨年の50周年記念に講演して頂いたお姿と変わりなく、お元気そうでうれしく思いました。                お二人の対談の中で、私が一番心に残ったのは「生かされている自分を自覚する」という言葉です。これは、たった一度の命の正しい使い方の一つだと感じました。           五木先生も、「私たちは自分が生きていると感じているが、体は眠っている間も、病気の時も必死で働いているし、地球の重力に引っ張られて立っていることもできる。それは、誰もが他力に支えられているということ。自分の力ですべてをコントロールしていると考えてしまうと、挫折した時は絶望しやすく、うまくいったら有頂天になり、自分を見失いやすいのではないか。他力という考え方に思いを馳せると、立ち直れないほどの絶望に苦しむこともなく、自分らしく生きられる。」「人生は穏やかで気持ちのよい日もあれば、ため息ばかりの重苦しい日もある。しかし、どんな日もかけがえのないきょう一日と受け止めて、その日その日を味わい丁寧に生きること。」「朝顔の花は、朝の光を受けて咲くものだと思われていたが、ある植物学者が、朝顔のつぼみに二十四時間光を当てても花は咲かなかった。花が咲くには朝の光に当たる前に、夜の冷気と闇に包まれる時間が不可欠と解った。これは人間も同じで、明るい所で光を見てもその明るさは感じにくいが、闇の中で見える光は光明と感動し、生きる意欲につながる。」大自然の陰と陽、夜があれば朝があり、冬があれば夏がある…。大いなる何かに生かされている私たち人間も、一日、一時間、一分、一秒を大切に、しかし逆らうことなく只今を精一杯生きていくことが、人生の大事なのだと学びました。              今月の致知で、今年度最後の人間学を学ぶことができました。毎号初めて知ることや、心洗われるような言葉や教えのおかげさまで、心にたくさんの栄養を得ることができました。しかし、学べば学ぶほど足りない自分に気づかされます…。「人生は学ぶこと」と、教えてくださる当院の父=致知の院長先生に感謝しています。今年も一年、ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

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