致知感想文
みなさまこんにちは! 鴨居歯科医院 歯科衛生士の髙木さなえです。 8月号の感想文を投稿致します。
58頁 日常のレベルを上げる生き方
日用心法とは、日常生活を送る上でどのような心の工夫、生活習慣を心がけているか。そのありようが人生の質、充実感を決める要だということです。 よき人生を送れるよう、よき日用心法を実践していきたいと思います。このページで対談されている、スポーツジャーナリストの増田明美さんと、エッセイストの浅見帆帆子さんは、お二人とも明るく前向きで自身に起こるすべてをベストと捉え、日々生活されていてよき日用心法を実践されているなあと感じました。
浅見さんは、「日々嫌なことや辛いこと、仕事でうまくいかないと感じた時は、考え方の枠を広げたり、工夫して変えてみるなど、自分は今、成長しなくてはいけないんだと気づかせるためにハプニングは起こる。起きた事柄がいい、悪いという感覚ではなく、必要なことが起きていると思うことで、落ち込んだりしなくなる。」「苦手な人との付き合い方は、距離を置くのではなく、自分に対しギフトを与えてくれる人と思うこと。苦手な人や想定外のハプニングこそ、自分に必要なことを教えてくれている。」 また、受験生を持つ親御さんからの相談には、「子どもの受験を成功させたいと思い”ちゃんと勉強しているか心配”と悩む親の心配は、それがうまくいかないようにと祈ることと同じで、親が考え方を変えることが一番うまくいく。さらに効果的なのは、”この学校でなくても、あなたの人生には何も影響はない!”というスタンスに親がなっていること。一所懸命やるけれど結果に執着しないこと。これは、仕事でも願望実現でも最終的にうまくいく。」 私も含め、多くの親が子どもに対し「心配している」という言葉を使ってしまいがちですが、使わないように気をつけたいと思いました。
増田さんが日常で大事にしていることは、『論語』の「知好楽」。増田さんも致知を愛読していて、致知でこの言葉を学んだそうです。 「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」 「知っていることは素晴らしい。しかし、ただ知っているだけの人よりも好きな人のほうが優っている。そして、好きな人よりも楽しんでいる人のほうが、ここぞという時に一番よい結果を得られる。」 もっと勉強し、努力し実践すると「知」という土台ができ、これだけやったのだから絶対に大丈夫という自信を持てることで本番を楽しめる「好」と「楽」がついてくる…。 素晴らしい言葉ですが、やればやるほど奥が深いなと私も思いました。
増田さんは現在、日本パラ陸上競技連盟の会長をされていて、パラスポーツ選手の魅力について語られています。「目を失明していたり、足を事故で失い義足の方もいるが、みな他の機能を磨き続けている。失ったものを数えるのではなく、幸せを数えているので近くにいると元気になる。これも大切な日々の心得だと思う。」
お二人の素晴らしい生き方、考え方を私も日用心法とし、レベルを上げ続ける生き方をしたいと思いました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
