高齢者の低栄養
みなさん、こんにちは!
鴨居歯科、インプラントセンター
歯科医師の青柳恵子です。
残暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
最近よく耳にするようになった低栄養とは、たんぱく質とエネルギーの失調障害です。野菜やあっさりとした食事が中心になることにより、徐々に低栄養に陥っていきます。
そこで今回は低栄養の特徴についてお伝えしたいと思います。
①痩せてくる(体重の減少)
②皮膚の炎症を起こしやすくなる(はがれ落ちやすい・免疫力の低下)
③風邪などの感染症や合併症にかかりやすい(免疫力の低下)
④食欲がない・歩くのが遅くなった、歩けない、よろけやすい(歩行速度の低下)
⑤疲れやすい、だるい、元気がない、ボーっとしている(活動量の低下・軽度認知症・鬱)
⑥口の中や舌、唇が乾いている(脱水・多剤服用)
⑦握力が落ちる(握力の低下)
以上の特徴から、それらが転倒・骨折や持病の悪化、さらなる栄養摂取の困難につながり、要介護状態になるリスクを高めるのです。
「年を取ったから粗食」は間違いであり、高齢になっても、必要なたんぱく質やミネラルの量は若いときとほとんど変わりません。
食べられない要因はさまざまですが、もし口腔機能の問題でしたら一度歯科医院で調べてもらうことをお勧めいたします。
最後までお読みいただきまして有難うございます。