むし歯の成り立ち
みなさんこんにちは。
長野県塩尻市鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科衛生士の原 真紀子です。
最近寒暖の差が激しい日々が続きますが、みなさん体調を壊さないように気をつけましょうね。
さて、今日はむし歯の成り立ちについてお話したいと思います。
「私は毎日歯を磨いているのにむし歯になってしまうの」とおっしゃられる方がいらっしゃいます。しかし「毎日歯を磨いていないけどむし歯になったことはないよ」とご自分の歯を自慢されるかたもいらっしゃいます。このような差があるのはなぜでしょうか?
その答えは・・・一人ひとりむし歯の原因が違うからなんです!
つまり!たとえしっかり歯磨きだけできているとしても、またむし歯を削ってつめたとしてもそれはある意味で「むし歯を治した」とは言えないのです!むし歯の原因はさまざまで、人それぞれにライフスタイルや環境などが複雑に絡み合って発症する病気なのです。
むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
つまりこれら3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。
歯質
歯の強さやだ液の力によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。
むし歯菌
主なむし歯菌はミュータンス菌です。この菌はプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
食べ物
糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物がむし歯の発生に影響を与えます。
むし歯になるリスクを小さくするにはむし歯の原因となる3要素の重なり合う時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げることができます。
対策
むし歯菌
ご家庭での歯みがきや、歯科医院でのプラーク除去。
菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
歯質
フッ化物を使った資質強化。
よく噛んで唾液の分泌を促進。
歯科医院でのシーラントによる予防など。
食べ物
バランスのとれた食生活。
おやつの習慣。砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択など。
むし歯になる原因は人それぞれ!ご自分に合った予防方法をご相談ください。最後までお読みいただきありがとうございました。