歯茎マッサージ
皆さんこんにちは。
鴨居歯科医院の歯科技工士の宮嶋 直也です。
皆さんは歯茎マッサージというものをしているでしょうか?
最近意識してするようになったのですが、大事な歯を残すためにも重要なことでした。
日本人は歯周病で歯を失う人は多い
日本人は歯周病のために中年以降に歯を失う人が多く、80歳で自分の歯を20本以上持っている人はわずかに約15%しかいません。
マッサージで歯ぐきを活性化!
マッサージを行うと静脈の血液が心臓に戻るのを助けます。つまり、静脈の血液循環を促進し、滞っている不純物を排出するわけです。少しの刺激でそういう効果が得られるのです。
マッサージすることによって、血管やリンパ液の流れを促進することができ、歯ぐきを活性化できるのです。
効果はあるのか?
歯肉マッサージは歯肉の血行を良くして歯周炎の原因となる菌に対して抵抗力を増すことと、すでになってしまった歯周炎の症状を緩和することができます。つまり健康で引き締まった歯肉にするために有効です。
歯周炎には?
歯周炎は別名歯槽膿漏というように、症状が進み膿が出るようになると、歯肉の下の歯槽骨という歯を支えている骨がとけたように吸収されていきます。
そのため、ある程度歯槽膿漏が進んでからですと歯肉が引き締まってもそれが付着している歯槽骨が吸収してしまっているので、歯根部分が露出してしまいます。しかしそのままにしておけばどんどん症状は悪化して、歯がぐらぐらしてくるだけでなく抜け落ちてしまいますから、無駄ではありません。
学生時代、入れ歯体験をしましたが、ご飯が全然おいしく感じませんでした。味は舌だけでなく口の中の上でも感じているそうです。その部分を入れ歯で覆っていまうと極端に味はあまり感じなくなってしまいます。
皆さんも歯を残すためにもぜひ歯茎マッサージをしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。