かもしか通信

院長日記

正師の大切さ


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

例年より雪の量が多いと言われていますが、日中の暖かさで道路面は溶けますが、それ以外は白銀の世界です。溶けていない雪面にはくっきりと足跡は残っていますが、いずれ消えていきます。

1月26日の夕方から今年初の茶の稽古に行ってきました。1月15日の初釜には参列できなかったので、青山俊董先生、六波羅大仙先生とゆっくり顔合わせができ謦咳に接する事もできて、至福の時間を過ごすことが出来ました。
初釜の時とは違った席の床には「壽而康」(寿にして康)と書かれたお軸が掛けてあり、柳が見事に活けて有り椿の花と共に一足早い春を感じてきました。

お手前の稽古は久しぶりの感じで、濃茶、薄茶共に手順を間違えたり、道具立をしっかりとしなかったりと冷汗の連続でしたが、「去年以来のお手前ですから気にしないで下さい」という温かい指導に、例年の如く「今年はしっかりやろう」という決意をしました。25年目に入るには、物覚えの悪さに反省しながら開き直った茶の道を楽しんでいます。

この日に頂いた無量寺便り「インドに立ち釈尊の声を聞く、三度の仏跡巡拝を終えて」という小冊子を今朝読ませて頂きました。
いつもいつも感心するのは一刻の時間のないスケジュールの中でこのような素晴らしい文章が書けるのはどうしてかという驚きと、記憶力の凄さ、行動力の速さです。
インドという気候風土も違い、生活環境も異なり大抵の日本人は下痢をしたり、熱を出したりすると言われますが、俊董先生は何ともなくむしろ元気になって帰ってこられて、そのタフさにびっくりするばかりです。
文章の中に、「善友に親近し、正法を聴聞し、如法に思惟す、この三は能く大欲を起す」(よき友に親しみ、正しい教えを聞き、真実に沿ったものの考え方をする。そうすれば大欲が起きる)が書かれていました。
この「欲」というのは金欲、物欲、性欲、名誉欲といったものではなく、少しでも世のため、人のため即ち利他行への欲なのです。
「世の中の人がみんな幸せになるためには、どうしたら良いか」を求める欲なのです。
中々思ってみてもできない事です。

このような人間力を高める教えを、いつも指導して頂ける良き師に出会った事は人生の宝であり、好運です。
“師の求めるところを求めよ”と言われていますが、人のつけた足跡は消えてしまうことはありますが、2000年以上続く偉大な足跡は更に強く刻まれ残っています。
その教えをいかに消化するかが大事であり、又継続していくかが大事です。

鴨居歯科医院は「医は仁なり」が第一義としています。人に対する思いやりを忘れずに、より良い環境にし人が育つようにしていきます。
すばらしい事を常に教示して下さる俊董先生に感謝しています。ありがとうございます。

2012年は鴨居歯科医院の多くのスタッフの皆さんが「歯科医院地域一番実践会」に参加します。
参加するに当り色々なコースに分かれて受講しますが、ベースとなるのは「歯科医院 経営活性化手法33」ではないかと、その内容を確認し、できている所、できていない所、更に改善向上すべき所をS-upミーティングでCHECKしました。
すばらしい企画をして頂いた「幸せオーラ全開!小口も続け班」の皆さんに感謝します。
今年は昨年より更なる飛躍上昇を「龍」にちなみ学んだ事を実践していきます。
熱い志を持って協力して頂けるスタッフの皆さん、ありがとう。

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