食育
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の花岡 泉です
毎週火曜日は、歯科衛生士とデンタルマネージャーが中心となり朝の勉強会を行っています。今朝のテーマは「食育」でした。
患者さんのなかには、朝はコーヒーだけ、昼もコーヒーだけ、夜はカップラーメンという方がいらっしゃいます。今はいいかもしれませんが、1年後、3年後、10年後・・・とても心配です。息子の小学校のクラスメイトにも、朝食を食べずに登校する児童もいるようです。
勉強会で使用しました資料の、保育士や養護教諭などを対象に、子供の食育の指導・啓発にあたってきた小川雄二氏(名古屋短期大学 保育科教授)と、地域で歯科衛生士の立場から食育を実践してきた岩崎小百合氏(いわさき歯科医院 歯科衛生士)の15の食育知識(歯科衛生士11月号 クインテッセンス出版)が、とても勉強になりました。
1.食育は知育・徳育・体育の基礎である
子育ては子供達の知・徳・体を育てること。
それらの基礎にある食についての教育は大切である。
2.幼児期の食育
食事の時にお腹のすくリズムになっていること
食べたいもの、好きなものが徐々に増えること
上手に噛めること
年齢相応の食事のマナーが身についていること
3.学童期・思春期の食育
1日3回の食事や間食のリズムがたもてること
食事のバランスや適量がわかること
自分の食生活を評価し、改善できること
4.一番大切なのは楽しく食べる子供を育てること
5.食は五感すべてを同時に使う唯一の行為
食から多くの五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)情報を脳にとりいれています。
6.食欲のしくみ
脳にある満腹中枢と摂食中枢が、つねに血糖値を測っていて、血糖値が下がってくると摂食中枢が感知して食欲をわかせ食事をとらせようとします。これが食欲にしくみである。
7.食事時に空腹になる血糖値のリズムをつくろう
血糖値の1日の変化を知り、食事の時にお腹のすくリズムをつくろう
8.夕食を楽しく食べるためのおやつのとり方
おやつをとりすぎないように、こんぶやするめなどおやつの内容も見直しましょう
9.10分早起き・簡単お手伝いで朝食が楽しくなる
納豆をまぜるなど、簡単なお手伝いで、ご飯づくりに参加させましょう
10.早寝・早起き・楽しい朝ご飯で脳のエネルギーを活性化させましょう
11.楽しく食べられる食事時間は30分
30分で血糖値があがってくるからです。楽しい食事時間は30分です。ゆっくり食べも早食いもだめです。
12.食のプラス情報で食べ物が好きになる
食事の場の雰囲気も大切です
13.楽しく食べて意欲的な脳になります
楽しく食べるとβ-エンドルフィンとドーパミンが分泌されます。この分泌液は気持ちを楽しく、前向きになる働きがあります。
14食のプロセスにかかわることで食が好きになる
自分で栽培した野菜はおいしいです。栽培にチャレンジしましょう
15.口中調味を知って味の世界を広げる
ごはん、おかず、汁物を交互にたべる三角食べを推奨しま す。三角食べで、口中で自分の好きな味をつくりだされます。
小川氏、岩崎氏の15の食育知識を頭に入れて、楽しく食事をとれるようにしていきたいと思いました。
ありがとうございました。