やしょうま
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャー 池田 優です。
はじめに、東北地方太平洋沖地震により、被災された多くの皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。また、 亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今日、患者様から「やしょうま」をいただきました☆色鮮やかで一つ一つ違う模様がとてもかわいかったです。やしょうまは口にしたことはあったのですが、やしょうまについて詳しく知っていなかったので、調べてみました。
『やしょうま』は二月十五日または三月十五日のお釈迦様の亡くなった日(入寂した日)=涅槃会(ねはんえ)に食べる細長い上新粉餅の名前です。呼び方、作り方や形、材料は各地で様々ですが、長野県のほぼ全域でみらるようです。 一般的にやしょうまは、かつて、家やお寺で作ったものを、子供たちが主になってもらい歩いたもの。これを「やしょうまを引く」などと呼んでました。
特にお寺の場合、2~3日前から檀家から米を集め、前夜粉にして〝やしょうま〟を造ります。当日、これを参詣人や子供たちに配り、または涅槃会の法要の時にまくようです。家庭では仏壇に供えたり、近所隣同志で分かち合ったり、できばえを自慢したり、批評し合ったりする習慣があったようです。
■名前の由来
大きく分けてどうも三通りの話が伝えられているようです。
(1)「やしょ、うまかったぞよ」
お釈迦さまが亡くなる直前、ヤショという弟子が米の粉で作っただんごを進ぜたところ、おいしそうに召し上がった。そして「ヤショ、ウマかったぞよ」といって息を引き取ったという。そこからこのだんごをやしょうまと呼び、命日の涅槃会に作って仏様に供えるようになったという話です。
(2)「やすだら姫」
奥様であるやすだら姫がお造りになり、お釈迦様に食べさせたという話。この「やすだら」が語源。
(3)馬に似た形状から由来
箸などを押し付けて中央がふくらむようにしたその形が痩馬(やせうま)の骨張った背中、馬の耳、馬の鼻、馬の足などに形が似ているところから来ているという話。やしょうまを持っていると年中病気にかからないとか、馬のクラの中に入れておくと馬がケガをしないなどの信仰がかつてあり、馬との結びつきは強いようです。
こうして知らないことを調べると知る事が増えて嬉しくなります。一日ごとに新しいことに出逢える幸せをしっかり感じて、毎日を大切に過ごしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。