レントゲン撮影について
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン歯科技工士の秋山單です。
東北地方太平洋沖地震により、被災された多くの皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。また、 亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
最近のテレビで放射線の話題がニュースで流れていますが、歯科でもレントゲン撮影をします。
レントゲンは放射線により見えないところを見えるようにする、歯科治療には欠かせない装置です。日常生活で自然に浴びる放射線が、1年間で平均約2.4ミリシーベルトといわれています。歯科のレントゲンですが、小さいレントゲンで一回約0.02ミリシーベルト、口腔内全体が写るパノラマでも約0.04ミリシーベルトです。つまり、デジタル写真1枚は自然放射線の100分の1程度に過ぎません。レントゲン撮影によって得られる情報は多岐にわたっており、特に歯と歯の間のムシ歯や歯を支える骨の状態はレントゲンなしでは見ることが出来ません。胎児に影響が出るといわれている被爆量が100ミリシーベルトといわれています。その量のレントゲンを歯科で浴びようと思うと約5000枚のデジタル写真を撮ることになります。ですから、妊婦の方でも歯科のレントゲンはほぼ問題にならないと考えて良いでしょう。それでも心配という方は、5~7ヶ月の安定期に治療されると良いでしょう。
また、当医院では撮影の多くにデジタルのものを採用していますので、その被爆量はさらに1/5~1/10にまで低減されています。
今、私たちは色々なことに対して正しい知識、情報を得ることが大切だと思います。曖昧な情報や意見に惑わされることなく、しっかりとした行動が被災者の皆さんや復興の活動をしている皆さんへの協力だと感じます。
「今私たちにできる事」を今一度考え、一日も早い復興を願わずにはいられません。