マネジメントを学ぶ
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
朝は暖かに温もった蒲団から起き上がるのに「後5分」「後5分」と時間が延びてなかなかパッとスタートできないでいます。
明るくなる時間が遅くなると頓にそうなります。
秋の夜長の読書も良いですが、朝早く起きて読書するのも静かな時間なので集中して読めます。しかし、寝る時間に押されて充分には取れません。
この2日程「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著)を面白く読みました。
既に読んだ方も多いと思われますが、150万部を突破したという最近のベストセラーに常にランクされています。
発行されたのは昨年末ですので、1年遅れで読みましたがもっと早くに読めば良かったと思う位に感動をし、涙も流しました。
主人公の川島みなみが公立高校の野球部のマネージャーになった時にドラッカーの経営書「マネジメント」に出会い、ドラッカーの理論に基づいて野球部を強化し甲子園出場を目標にしてそれを達成するのがドラマ風に書かれた本です。
ピーター・F・ドラッカーは20世紀最高の知性と言われ、常に経営思想に多くの示唆を与え続けて2005年96歳の誕生日直前に永眠しています。
私も彼の理論が好きで多くの著書を読みましたが、今の鴨居歯科医院のあり方に大きな影響と指針を与えられました。
日本の事をこよなく愛し、日本人の特質を見抜き日本のあり方に多くのアドバイスを与え続けてきました。
難解と思われる経営を時代の変化と共に解説し常に将来像を示してきました。
そのマネジメントを岩崎氏は見事に判り易く取り入れて、弱いまとまりのない野球部に目標を与え行動力をつけてチームを強化していく課程でドラッカー理論を応用して行くドラマの流れは見事に書き著わされています。
難しい事を易しく解き明かすが本当のプロだと思います。
マーケティング、イノベーションというドラッカーが重視する企業の目的を、高校野球部という組織に適応し、行動に移して行く様子が手に取るように判り、マネジメントを理解するのに好書と言えます。一気に読みましたが、何回も読むことでドラッカー理論が更に理解深まるものと思いました。
「組織の目的は人の強みを生産に結び付け、人の弱みを中和する事にある」
「人は最大の資産である」
「働きがいを得るには、仕事そのものに責任を持たなければならない」
「イノベーションの一歩は陳腐化したのもを計画的かつ体系的に捨てることである」
「真摯さを絶対視して初めてまともな組織といえる」
等々珠玉の如くドラッカーの言葉を引用し、目標を定めコミュニケーションを重視して結果を出し、常に未来に向かって能力と意欲を出しきる様子は、感動し涙も出ます。是非読んで下さい。
鴨居歯科医院も30名という組織の中でいかにチーム力をつけて医院のテーマである「全ては患者さんの為に!」と診療に携わり、「仕事と思うな人生と思え!」「仕事が人を育てる」の医院のモットーを再確認して実践して行きたいと再決意しました。
改めてこの本に感謝します。ありがとう。
今日のS―UPはロールプレイを主体に先週に引き続き患者さんの質問に対してどのように答えるかミーティングをしました。
まず中野さん、吉沢さんのISIの症例報告から始まりました。
院内スタッフ同士だけなく、組織を支えている患者さんはじめ多くの外部の皆さんに歯科医療を受けるのに疑問に思っている事を易しく説明できるコミュニケーション能力をつける事は大切だと感じています。
その為に秋山GMの企画した患者さんに対してどのように対応するかロールプレイをしました。
演じて頂いた、太田先生、花岡先生、大瀧先生、山岸さん、中野さん、中嶋さんの迫真の演技にスタッフ一同と共に感動し、すばらしい気付きを沢山頂きました。
この経験を生かし優秀なスタッフの皆さんの能力をパワーアップして健康で幸せな人生を、患者さんとお互い送れるように社会貢献をして行きたいと思っています。
スタッフの皆さんの前向きな姿勢に感謝しています。
ありがとう。