かもしか通信

院長日記

自然に従って・・・  


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

「如月」は、寒さが厳しくなるので着物を更に重ね着る「衣更着(きさらぎ)」からきていると言われます。
一年中で最も寒い月でありますが、春の便りが自然界から届けられると、うれしく素直に聞ける時です。
受験生にとっては試練の月ですが、嬉しい春を迎えたいですね。

世界中が不況経済状況となり、大企業の赤字決算、人員整理、倒産などの暗いニュ-スが連日報道されてより寒さが身に迫ってきます。

先行き不透明な時代、何か起きても不思議ではない時代と言われていますが、日々不安な毎日を送るより冬過ぎれば春が必ず来るように、新しい不況克服方法の発見と良い時代は必ず来ると信じています。
楽観的に行動するには、先行きがどんな状況になりどのように対処するかの指標があれば悲愴な気持ちを少し払拭できます。

船井幸雄著の「2009年資本主義大崩壊!」という本が目にとまり、一気に読んでしまいました。
船井幸雄氏は、㈱船井総合研究所の会長で、経営コンサルタントとして超一流の人であり、時代の流れを的確に捉えて、次に来る事態を予想して心ある人にアドバイスし、対応策を教示してくれています。
歯科界で大活躍している若手経営コンサルタントの岩渕龍正さん、寶谷光教さん、松谷直樹さん達も船井さんの薫陶を得て成長してきています。

この本は2008年の11月までの情報で書かれていますが、経済予測の超プロとの対談によって得られたことを分析しながら書かれています。
資本主義制度が崩壊し始めたと言い、その兆候を事例で示し、更に今より1,2年経済危機はより深刻になると警告しています。

冬を越えれば、かならず春が来るように、この厳しい状況を乗り越えれば必ず良い時代は来ると判っていてもいかに厳しさをのりこえるかが大切なポイントとなります。
船井幸雄氏がこの時を生き抜く指針として、マネ-ゲ-ムに走ることを止めて、汗水流して地道に歩む「牛」歳にふさわしい努力する事が大切である。
「お金は必要最低限で」「ゼロサムゲ-ムには手を出すな」これからは‘自己責任’が求められると言われます。

最近ご自身が体調を崩して感じた事は健康の大切さであり、病気のない世界を求めたいと言っています。
‘病気というのは「神からの警告」ではないかと思っています’とも書かれています。
経済、政治、教育、環境は重病状態ですが、「神様の警告」と真摯に受け止め、世界中の人が力を合わせ共生の道を求め創りあげる努力を一人一人自覚し行動する時ですね。

「高度な地域を身につけた医師もまた高度な医療器械も、病を治すことはできない、直すのは患者の意志であり、患者自身の身体なのです。」と安保徹さんの文章も引用しています。

「自然に従って生きよう」というのがこれからの生き方だともいいます。

いろんな方向性、生き方を示してくれた良書でした。是非読んで見て下さい。
多くの気付きを頂き感謝しています。ありがとう。

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