かもしか通信

院長日記

木曜会 9月例会


みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

厳しかった暑さがいつの間にか涼風に変わり、朝晩は冬に近づいている感じがします。
食べる楽しみ、旅する楽しみ、身体を動かす楽しみ、祭りの楽しみ、学ぶ楽しみ等々が体験できる良い季節ですね。

さて恒例の木曜会9月例会が25日(木)松本歯科医師会館で開催されました。
今月の発表は、まず坂下先生による「重度歯周病患者の補綴処置その後、その他気になった症例」を取り上げたお話でした。

「歯周病だと指摘されていても仕事が多忙で管理ができず判っていても通院できない。気づけば、かなり歯周病が進行している。なるべく自分の歯を抜かず残して咬めるようにしたい。入れ歯はいやだ。何とかして欲しい。」と訴えて来院する患者さんは多いですね。

そんな状況の中で、坂下先生は、リスクは有るが患者さんの要望を取り入れ、補綴処置によって残った歯を最大限生かし、大きなブリッジによる回復をして喜ばれているいくつもの症例を提示して下さいました。
1か月に最低1回はメインテナンスをされて、何年も維持している症例を見せて頂き、多くの会員が感動していました。

会員の中から「いくらしっかり歯を磨き、リコ-ルに応じていても、とめどなく歯周病が進行してしまう人がいると思いませんか。」との発言もあり、殆どの会員の皆さんは遭遇している様でした。
対応の仕方をいろいろ意見交換をしたりしました。
突然のアクシデント、病気、身近な人の死、事故、病気によって大きなストレスが襲い、一気に歯周病が進んでしまう事例はあります。
「私達がが管理してきたお陰でここまで維持できたんだ。」と思うことの方が大切だという発言もあり、「あまり悲観的に考えず、プラス思考しよう。」という貴重な意見もありました。

林先生は「歯の話」というテ-マで発表されました。
講演を頼まれて「歯の話」をする時に、判り易く理解してもらう為に参考になった話題資料をいくつか持ってきて下さいました。

食事による栄養補給でビタミンCの役割及び摂取方法、歯磨き剤、フッ素剤の効用、歯間ブラシの効果、その他 重曹磨き、指磨き、更に話題の3mix-MP法等々について同業者としての意見交換を交わし、いかに歯の健康について認識してもらうかを話し合いました。

先生方の日頃の臨床で役立つ情報をいくつか提供され、今回も非常にメリットの多い木曜会となりました。

木曜会の良い点は、一つの事柄にこだわることなくフレキシブルに対応する先生方が多く、それぞれの知識・技術・マネ-ジメントを提供し、良いところを吸収して個々に消化し実行している臨床医の集まりということでしょうか。

個性豊かな先生方の話題は多く、出れば必ず得るものがある、こうしたスタディグル-プの存在は、日頃の臨床に生きます。

今日もいろいろと気づき、テクニック、役立つ道具等教えて頂き感謝しています。
ありがとう。

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