CHP研究会
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの前川弓乃です。
9月23日(火)神奈川県横浜市の鶴見大学で開催された、CHP研究会東京支部設立記念講演会に出席してきましたので、今日はそのお話をさせていただきます。
CHP研究会(クリニカル・ヘルスプロモ-ション)とは、ヘルスプロモ-ションの考え方を、いかに歯科診療室に導入し実践していくのか?を、共に学ぶということを基本的な考え方とする研究会です。
ヘルスプロモ-ションとは、
1986年に発表されたWHOの21世紀に向けた健康戦略「人々が、自らの健康をコントロ-ルし、改善することができるようにするプロセス」と定義されています。
ヘルスプロモ-ションが提唱された背景は、
先進国と呼ばれる国々で、
①医療費の高騰
②感染病から生活習慣病への疾病構造の変化
③高騰した医療費のわりに幸福感を感じない
といった健康政策の変換を促す問題が出てきたからです。
「健康は、幸せな生活をおくるための資源でしかない」ということ!!!
ヘルスプロモ-ションにおける目指すべきゴ-ルは「疾患予防」「健康」にとどまらず、「困りごとのない、幸せな生活(QOL)」であるということを、この研究会を通じて強く学びました。
CHP研究会では、具体的には、なかなか定着しないリコ-ル来院者、今までとは違う健康学習理論、院内コミュニケ-ション技法、自律的で強力なチ-ム作り、課題解決学習法などについての研究が展開されています。
CHP研究会東京支部のキ-ワ-ドは、
「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」でした。このキーワードは、私たち鴨居ファミリィーは院長先生からも教唆していただいてます。
今回の講演会は、諸井英徳先生・寄田幸司先生・栂安秀樹先生のビッグな講演もあり、感動の連続でした。
こと、諸井先生はMBA・コーチ・ヘルスカウンセリング技法・NLPの4つが見事に融合していらっしゃいました。そしてさらに諸井先生のお言葉でわかりやすくさらに愉しく伝えて下さり、私の中で学べども学べども点であった4つのセクション(MBA・コーチ・ヘルスカウンセリング技法・NLP)が頭の中で線上に並びサークル化しました。私にはこれは目の覚めるような学習でした。
フラット化する社会でエンパワーメント理論を信じ、今一度、歯科医療現場で深層心理との対話に臨みたいと思う一日となりました。
現在、幸せなことに私は、勤務医の渡邉正哉先生のご指導のもと、CHPを根ざした症例を担当させていただいております。
“その人物語”に向き合う歯科医療に、私は“精一杯の縁の下”になりたいと思っています。
井戸端バナシ・・・聴いていただけますか・・・。
今回の研修は、老いた母といっしょに出かけ、横浜みなとみらいの海の見えるホテルで、日の沈み日の昇りを、母といっしょに眺めた忘れられぬ時間ともなりました。
人間だって、ひとつの自然ですものね。