かもしか通信

スタッフ日記

8020


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・鴨居インプラント審美サロン歯科技工士の秋山單です。

北京オリンピックに沸く今日ですが、皆さんも連日テレビ観戦をされていることと思います。
競泳では、アメリカのマイケル・フェルプス選手が8冠にあと1つというところです。偉大な記録の達成を私も楽しみにしています。
そのフェルプ選手ですが、1日5食。1回の食事でもその量は半端ではなく、食べながら寝てしまう程だそうです。やはり十分な食事が選手を支えるのですね。
その食事も歯があってこそ十分な栄養が取れるものです。

厚生省(現厚生労働省)と日本歯科医師会が1989年に提唱した「80歳で20本の歯を残そう」という8020運動は、歯科界はもちろん、一般にも浸透し『健康日本21』の目標値にも加えられ、国民全体の口腔健康目標の重要な項目です。8020の示す20とは「何でもおいしく食べられる」ために最低限必要な歯数であり、これには残存歯数が20本を下回ると咀嚼能力が著しく低下するという、さまざまな疫学調査による根拠があります。

残存歯数が20本を下回るとナッツ類、ステーキといった比較的硬い食品群がかめなくなり、歯数が半数以下になると、はんぺんや米類といった比較的軟らかい食品までかめなくなる傾向にあるという報告があります。これは20本以上の歯を残すことで、咀嚼機能を維持できることを示しています。
また残存歯数20本未満の群は、20本以上の群に比べ「やせている人」の割合が有意に高かったという報告もあり、咀嚼能力の低下が適切な栄養摂取の障害になっている可能性が示唆されます。(GC社 QOL向上のために歯科医療にできることより)

このように健康状態を左右するのは、体を動かすことの他に、歯の健康も忘れてなりません。オリンピック選手のように,あらゆる場面で自分の健康に関心を持ちたいものです。

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