かもしか通信

スタッフ日記

院長先生と健康行動科学


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医院、鴨居歯科医院・インプラントセンターの前川弓乃です。

健康行動科学を踏まえたカウンセリング技法を学び始めてこの春で2年が経ちます。今日はその学びを少しお伝えしたいと思います。

健康行動科学の考え方で言えば、歯科医院は単にむし歯や歯周病という疾患を除去する場ではなく、患者さんもスタッフも成長していける場になる必要があるといいます。これからの歯科医院は、患者さんにとって、もとのお口の健康状態になるべく近い状態にもどしてくれる場だけではなく、以前の自分よりも成長していくための気づきとチャンスを提供する場と考えます。

病気というのは捉え方を変えれば、身体症状や精神症状、行動症状といった症状という形でのサインを発して、私たちに気づきや成長のチャンス、あるいは重大なメッセージがあることを知らせてくれていると考えられます。

これまでの西洋医学の発展は、疾患の除去に対する治療の改革はもたらしました。私たちはその医療技術の成功の結果、多くの恩恵を受けました。けれども今、最新の医学技術を駆使した治療により弊害が起こったりすると、医療従事者が無力感を募らせたりしています。

現代の病気を防ぎ治すには、いいえ言い換えると、病気が知らせてくれているチャンスを生かし病気を成長の糧にするためには、本当の意味でのストレスマネジメント、患者さん本人の意思による行動変容が必要で、さらに、私たち医療スタッフには患者さんの自己成長をも支援できる技術が求められていきます。

現代のわけのわからない病気の増加も、私たちに地球規模での成長のチャンスを与えられていると考えられます。

この現状を悪性ストレスのままで終わらせるか、それをチャンスとして良性ストレスとしてエネルギーにできるかが、これからの歯科医療経営にも大きくかかわっていくといえるそうです。

このように、歯科医療の根本治療にも健康行動科学が必要だということをこの2年の間、ヘルスカウンセリング学教授の宗像博士から学んできました。

鴨居歯科医院のスタッフのみなさん!ここまで読んでいただいてお気づきになったことでしょう・・・院長先生が私たちスタッフによく話してくださるお考えととても近いということ…鴨居歯科医院と健康行動科学。

これからも鴨居歯科医院を通して私も、当院がむし歯や歯周病を治す場という発想だけではなく、患者さんとスタッフと皆の成長の場であり、エネルギーを生み出す場だという考えを大切に、時を共有していきたいと願っています。

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