真冬の口腔ケア
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院・インプラントセンターの歯科医師、武 郁子です。
1月に入り寒い日が続いていますね。
当院の所在する塩尻市は毎朝氷点下で、ベッドから起き上がるのにとても勇気が要ります。
冬の寒い時期には、一時的に知覚過敏症や顎関節症などが発症することがあります。
知覚過敏とはむし歯でもないのに、冷たいものにしみる状態をいいます。
また、歯磨きの時に一時的に歯が痛むとか、熱いものにしみる場合もあります。
お口の中の寒暖差が大きくなる今の時期以外に、ブラッシング圧が強すぎて歯肉が下がったり、歯の表面が削れてしまった時なども発症することがあります。
一方、顎関節症とは、顎の周囲の筋肉が痛くなったり、顎の開閉時に痛みや雑音が伴い、重症になると顎の開閉が困難となる疾病です。
原因としてはストレスや咬み合わせ、関節自体の異常など様々なものがありますが、この時期に顎関節症が多くなるのは、寒さによって顎の周囲の筋肉が凝り固まり、顎の運動に影響を与えるためと考えられています。
まだまだ寒い日が続きますが、ゆっくりとお風呂に入って顎の筋肉をマッサージするなどして十分に温まってからお休みになることをお勧めします。