かもしか通信

院長日記

院内研修


みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-
院長の鴨居弘樹です。

歳の瀬も迫り、寒さも身に堪える季節になってきましたが、寒さを楽しみながら克服する方法はいろいろあります。その人にあったやり方でこの冬を過ごしましょう。

12月16日(日)は、雪の舞う外の寒さを朝のウォ-キングで感じました。防寒着で歩くとだんだんとポカポカしてきて、寒気も心地良くなり澄んだ空気を吸い込むと元気が出てきてリフレッシュされます。外から帰ると何の暖房もしていない家の中のぬくもりを全身で感じ安らぎを覚えます。

今日は院内研修をする日でしたので、その準備のために学習し時間割を考えていました。ウォ-キングをしているときも構想をめぐらせて、いかに効率よく体得してもらえるか思考していました。

以前個人レッスンで覚えて頂いた小口技工士に今日は講師として指導をお願いし、歯科臨床研修医の諏訪先生、丹羽先生と午前9時から“コ-ンテクニック”の実習を始めました。両研修医の先生方は久し振りのワックス操作に最初は戸惑っていましたが、そのうちにテンションが上がってきて外の寒さが気にならないほどに内から燃え一生懸命に取り組んでいました。

人に学んだことを伝えるには3倍以上の努力学習が必要だと言われますが、その通りで小口技工士さんはしっかり予習をしてきており、スムースに“コーンテクニック”を取り組むのに必要な知識を簡潔に資料として作って説明しました。
私も同席し自分の考えたこと、実施してきて感じたことなどをアドバイスしました。

“コーンテクニック”とは、歯に被せる冠の表面を作るのにいろいろな考え方や方法がある中の一つですが、理論的・合理的なやり方で出来上がった製品はしっかりマスタ-すれば10年20年の先輩が作った製品と遜色ないものができる方法です。一本の歯を作るにも、いろんな要素の知識技術が必要で知り得た知識・技術・思いをいかに表現するかが大切です。そこには提供する人の全体をみていろいろな要素を考慮することができるかどうか製作者の観察力にかかっています。

常に鴨居歯科医院では医院に訪れて頂いた時間から、その人の全身の動き・言葉使い・表情から観察していきます。そしてできるだけお互いに歯科医師と患者さんが理解できるようにトリ-トメントコーディネーターの活躍によってスタ-トをするようにし、全身全体からの一本の歯を考え、一本の歯を通してその人の健康観・幸福観・人生観を見直して頂けるように鴨居歯科医院では取り組んでいます。

“コーンテクニック”の院内研修は個々のスキルアップ、知識の向上・気づき・意欲の向上をも期待してやりましたが、どのように受講した先生方がこれから生かして頂けるか楽しみです。

人生全て掛け算、少しでも得るものがあれば長く生きている間に役立つことでしょう。教える側も教わる側も有意義な一日でした。

せっかくの休日を返上し、寒さを忘れて燃えた小口技工士、諏訪、丹羽両歯科臨床医の先生方に感謝したいと思います。ありがとう!

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