かもしか通信

院長日記

野良着茶会


 みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンタ-院長の鴨居弘樹です。

5月27日(日)五月晴れ
爽やかな新緑の香りに囲まれた塩尻市片丘の無量寺にて「野良着茶会」が開かれました。

3年振りに席が設けられ、この日を待ち望んでいた人々が遠方からも来られ、500人近くの人が、有る意味で贅沢な時(とき)を楽しんでいました。

野良着茶会を2年間休んだのは、無量寺本堂の増改築のためでした。昨年11月3日に落慶祝賀が開催されましたが、この度はそれを記念したお茶会であり、また沢木興道老師の43回忌を偲ぶ茶会でもありました。

青山俊董先生、六波羅大仙先生の指導の下、無量寺茶道部が主になって、厳かな格式の下で美味しいお茶を一服飲み、青山俊董先生のお話を聴き、先生の書かれた短冊をお土産に頂けるという素晴らしい茶会となりました。

青山俊董先生に縁あってお茶のお弟子として門下に入り、20年の歳月が経ちました。

作法にとらわれず自然な動作ができるようになることが“修行”と言われますが、なかなかそのようなところまでは達せずにいます。

しかし月3回美味しいお茶とお菓子を、仕事を忘れ時を忘れ違った茶室の雰囲気の中から、精神的な安らぎと俊董先生から学ぶ心の浄化を得られるので、何事にも飽きっぽい性格でありながら長く続いているのではないかと思います。

この日私は、「立礼」という椅子机が出て、座らずにお茶が飲める「松籟軒」を担当し、お手前を一回、後見役という役割を2回しました。この席の亭主役と俊董先生の変わりに、席の中でいろいろ解説をするという大事なお役でした。

そのほかはお運びという、お一人お一人のお客様にお茶を持っていく配役、また陰でお茶をたてる役等をしました。

どの役割も茶会を舞台に演じるのは、全員の協力が必要である事がわかります。

普段の稽古が、晴れの「野良着茶会」に発揮され、一体感を生み、満足感が得られた事と思います。

今回もいろいろ学びました。
まだまだ修行しなければならない点が多々あることは勿論、青山俊董老師の人徳、指導力、説教力、すべてに優れ、良き師についてよかったと思うと同時に、お客様の対応に準備から後片付けまで多くの事を知り、医院の患者さんに対する接し方から、鴨居歯科医院としてのまだまだやるべき点が沢山あることに気づかされた一日でした。

この日に出会った多くの人に感謝しています、ありがとう!

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