稽古
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医 鴨居歯科医院・インプラントセンター
院長 鴨居弘樹です。
日本の伝統芸や武道を習うときは、「稽古」をするという言葉を用います。最近では「レッスン」という用語を使うことも多いですが、「稽古」という語は意味のある熟語です。
「稽古」とは「古を稽える(いにしえをかんがえる)」という事であり、「考古」「温故知新」の意味にも通じています。昔の物事を考え調べること、学んだ事を練習する事を意味していると云われます。
日本の伝統文化には、「道」という名のつくものが多く「柔道」「剣道」「茶道」「華道」等々に用いられています。
これらの共通するところは、型から入り型を繰り返し行って修練する点です。初心者はまず、基本の型を習って倣って身につくまで繰り返して行う事によってモノになっていきます。
稽古をするということは、自分を型にはめ込んでいく訓練修行なのです。
新たな物事を学ぶには、まず型から入ります。その為には教えてくれる人の真似をすることが大切なのです。
学びの道は「まねび」即ちひたすら模倣することから始め身につける事が出来ます。
だから良い師の下で学ぶことが将来素晴らしい人生を決定する事になるのです。
医療にも「医道」という言葉が用いられます。
鴨居歯科医院では、この「医道」が最も大切な事とスタツ一同が認識して診療しています。
研修医の皆さんが鴨居歯科医院に来て身につけるべき点は、知識・技術・マネージメントより、人の道としてのモラル、考え方を習得して欲しいと常に述べています。
医師としてのマナー、仁愛の心、尊敬心、情熱など特に意識し、「技を磨く事は心を磨く事」と肝に銘じて先哲の教えをしっかり頭に入れて素晴らしい人間になる事を望んでいます。
スタッフ、研修生と共に成長していきたいと思います。