歯の構造と小さな虫歯の修復法
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
みなさんこんにちは。
先日の大型台風19号は各地に甚大な被害をもたらせました。実際に被害に遭われた方々に対しまして衷心よりお見舞い申し上げます。
さて、みなさんは歯の構造について考えたことはありますか?歯はエナメル質、象牙質、セメント質という3つの硬い組織とそれらの内部にある歯髄からできています。エナメル質は身体の中で最も硬い組織で、歯ぐきから出た歯冠部分の外側に見えている組織です。エナメル質の内部には象牙質があります。骨と同じぐらいの硬さで緻密な管の集合体のような構造をしているため丈夫な組織です。さらに内部には、いわゆる歯の神経と呼ばれる歯髄があります。血管や神経がたくさん通っている軟らかい組織です。歯髄を取った歯は、痛みを感じることはありませんが歯を脆くしてしまいます。またセメント質は、歯の根っこにあたる部分で、歯根膜という線維状の組織によって、歯を顎の骨にハンモックのようにつるしています。
さて、歯に虫歯などで小さな穴が開いてしまったときにはどのように修復するのでしょう。歯医者さんにいって虫歯菌に感染した部分を削り除いてから形を整えます。かつては、その穴に金箔を押し込んだり、 歯科用アマルガムという、銀とスズを主成分とする粉末と水銀を混ぜてつくる合金を固く詰め込んだりする方法が用いられました。しかし、現在ではほとんどみられなくなりました。
一方、近年では、コンポジットレジンという歯科用プラスチックを詰める治療法、あるいは歯科用合金を鋳造という加工法によって詰物を作り充填する方法やCAD/CAMを用いて詰物を作ることもあります。さらには、ガラス系セラミックやジルコニアなどの素材で詰物をつくることも可能になってきました。
いずれにせよ、様々な修復法がありますが、ご自分の歯が一番ですので虫歯や歯周病にならないように口腔ケアを行なっていきたいものですね。
詳しくは、鴨居歯科医院スタッフにぜひお尋ねください。
最後までお読みいただきありがとうございました。