かもしか通信

院長日記

第39回社内木鶏会


長野県塩尻市の歯科医院、鴨居歯科医院 鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

今朝は厚い曇り空であったが所々薄明かりが見え、昨日まで続いていた梅雨がこの辺りも明けるのではないかと思われました。


じめじめした天候と各地に豪雨があり川の氾濫が報道され、同時に新型コロナが全国的に患者数が増大しています。 多くの人がかなり長いスッキリしない天候と外に出られないストレスが溜まっています。


この時期にマイナスな思考をするのでなく、「ピンチはチャンス」と考えて、患者さんのためになるアイデアを出し、「コロナの予防には口腔内を清潔にしているのがかなり効果がある」と実証されたことを知ってもらい歯科医院でのチェックをしてもらうように伝えていきます。

今日のS-upミーティングは「第39回社内木鶏会」が開催されました。


「鈴木大拙に学ぶ人間学」の特集で指定記事からスタッフ全員が感想文を書いてZoomのシステムで三密にならないようして発表してもらいました。

回を追う毎に充実した感想文に感動します。 各人の感想文はこのホームページのスタッフ日記に載せてあります。

是非読んで頂きたいです。 素晴らしいスタッフの皆さんに感謝です。


私の感想文もいつものように載せます。ご笑読下さい。

「人間・鈴木大拙を語る」

西村恵信 花園大学元学長  岡村美穂子 大谷大学元講師 :対談

鈴木大拙というひとは名前だけは知っていたが、改めてその人生、考え方を学ぶことができました。

今年は鈴木大拙の生誕150年であり、95歳10か月の人生の中で実際に接したお二人の貴重な証言から仏教「禅」に真剣に取り組み、海外に英語本を出版し世界に普及したことを少し理解できました。


私の恩師となる日本の今の仏教界を代表する青山俊董老師からお茶の指導を受け、曹洞宗の「禅」をおききし影響を受けて今の自分があります。


15年間鈴木大拙の傍にいて、アメリカでの活動を支えていた岡本美穂子さんが得た教えにの一つに、先生が拳でテーブルをドーンと叩いて「いまのが聞こえたかね、この拳の音は過去にも未来にも二度と同じものがない。その二度とない拳の音が今聞こえたか」つまり一瞬一瞬が新たなりで、過去も未来もすべて一瞬の中にある、これが究極の教えととらえて毎日を生きているという。

青山俊董老師の「生かされて生かして今を生きる」が大切である言う教えと一致すると感動しました。

仏教を多くの著書で西洋に伝え、キリスト教は自分の外に神様という信仰の対象を置いているが、仏教は外に何かを求めるのでなく内側にある自由と安らぎで人は救われるという違い示しました。


まだまだ宗教の本質は判らないですが、コロナ問題で世界中が混沌としているこの時こそ正しい生き方、考え方とは何か鈴木大拙の残した言葉を見直して、個々の幸せと世界中の人々が争うことがない共生社会を願って生涯学び続けて少しでも人に役立つ人生を生き抜いて行く決意をしました。

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