かもしか通信

スタッフ日記

「人格を陶冶してくれる安岡教学の世界」を読んで


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の宮腰ゆう子です。

少しずつ暖かくなり、あちこちで花が咲いているのも見られ、なんとなし浮かれた心地になりますね。

さて、今日は先日の木鶏会にて読みました3月号致知における「人格を陶冶してくれる安岡教学の世界」を読んでの感想文を掲載いたします。

安岡正篤先生のお言葉は難解であったが、その一つの六中観が腑に落ちた。

・死中に活あり。もう絶体絶命のピンチだと思っても、そこから死ぬ気で努力すれば、活路が開けるという事。

・苦衷楽あり。苦しさがあってはじめて楽しさがわかるという事。

・忙中閑あり。ただの閑は退屈でしかなく、ただの忙は字の通り、心をなくすだけ。忙しい中、いかに心のゆとりを持ち自己のコントロールをするか。

・壺中天あり。自分の中に一つの素晴らしい別世界のような気持が味わえる趣味などの分野を持つこと。

・意中人あり。尊敬する人を持ち、その人に近づく努力をすること。また、誰かに推薦できる人を持つこと。

・腹中書あり。知識として書の内容が頭に入っているのではなく、自分の血肉になった書や哲学があるという事。

少しずつ人によって解釈が違っているようにも思ったが私は上記の解釈がしっくりきた。安岡先生はこの六中観をもっていかなる場合も決して絶望したり、仕事に負けたり、屈託したり、精神的空虚に陥らないように心がけていたそうだ。死中、苦中、忙中と頑張り続ける中、壺中というほっとしたり、癒されたりする場所を持つことが併記されているのが興味深い。今回とても良い言葉を学ばせてもらった。私もこの6つの言葉を胸に、解釈を深め調和させつつ自身の研鑽に努めることとする。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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