かもしか通信

スタッフ日記

禅語に学ぶ 「忍土」


皆さんこんにちは

長野県塩尻市鴨居歯科医院鴨居インプラント審美サロン 歯科衛生士の髙木さなえです。致知の感想文を投稿致します。

横田南嶺老師の連載を読んでいると、毎月いろんな仏教語(禅語)を知ることができます。私達が住んでいる世界を、忍土(にんど)忍界と訳れ、「苦しみが多く忍耐すべき世界」と解説されています。連載を読み進めていくと、生きていくことの苦、生老病死という、人間が生まれてくること、老いていくこと、病気になること、死んでいくことのように、思うようにならないことがあり、一切皆苦(全ては苦である)など、心が暗くなるような内容が続きます。世の中の事を振り返ってみると、平成には、阪神,淡路大震災や東日本大震災などの自然災害、令和になってからは、目に見えない恐怖のコロナウイルス(変異ウイルス)の出現と、試練が続きそうです。私の今までの人生も、つらく苦しい事、自分の思いではどうにもならなかった悲しい事もありました。「忍土」という、世界に生かされ、生きていますが、鴨居歯科でお世話になり、「致知」という、人間学を学べる本を読ませて頂いていることで、「ポジティブ心理学」で教わった、苦難や試練は、自分を、世の中を変える絶好のチャンス!解決策を考え、行動し、生きて行く!

「致知」を読んでいるからこそ、「忍土」という、禅語を学んでも、ポジティブな考え方ができるようになっている自分に驚きました!この連載の最後に、坂村真民先生の「何かをしよう」の詩が書かれています。この詩のように、みんながうれしく、みんなのためになるように、置かれた場所で工夫し、ベストを尽くすことこそ、今月号のテーマ「命いっぱい生きる」ことなんだ!と、思えるのは、私にとって、とても大きな収穫だと感謝しています。

  何かをしよう みんなの人のためになる           何かをしよう よく考えたら自分の体に合った何かがあるはずだ 弱い人には弱いなりに 老いた人には老いた人なりに 何かがあるはずだ 生かされて生きている ご恩返しに 小さなことでもいい 自分にできるものをさがして 何かをしよう 一年草でもあんなに美しい花をつけて終わってゆくではないか

この世は「忍土」ではあるけれど、厳しい経験を通して成長していき、人との繫がりの中で、喜びが生まれる…。

そのような生き方は、命いっぱい生きていくことであり、何よりの親孝行なのではと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  

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