かもしか通信

長野県塩尻市鴨居歯科
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャーの佐藤奈々子です。

梅雨入りしてから毎日不安定な天候が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか？

さて、先日行われた木鶏会で発表した感想文をご紹介したいと思います。

22年に渡り自殺志願者と向き合ってきた牧師である藤薮さんのお話しです。
藤薮さんは助けられなかった人に、立ち直って欲しくて厳しく詰め寄ってしまった事に責任を感じていました。
ママ塾の香葉村さんも思い詰めている人に「頑張れ！」と言ってしまった事を後悔し自分をとても責めていました。
やはり思うのは、言葉の難しさ、怖さです。その人の為にと思って発した言葉が受け取る側にはプレッシャーとなる事があります。特に心に闇を抱えている人には尚更です。
藤薮さんは日々そんなギリギリの精神状態の方と向き合い、決して諦める事なく寄り添い続けていらっしゃいます。
家族や友人ならともかく、見ず知らずの人を助ける為に尽力する姿には感服致します。
人は出会う人によって必ず立ち直る事が出来ると私は信じています。
文中にもあるように、自分に愛を向けてくれる人は誰か？自分が愛を向ける人は誰か？そういう隣人との関係を大事にする事で絶対に自分の存在意義や生きる価値は見出せると。
コロナ禍でリモート事業が進んでいますが、いつでも繋がれて、いつでも切れるようなリモートでは、決して関係が育まれないという言葉には同感です。もちろん仕事上など、上手くリモートを利用するのは画期的だと思いますが、人との付き合いはやはり隣人の体温が感じられる人間関係こそが心の闇を破り、明かりを灯してくれるという言葉に感動しました。
目を見て、息づかいを感じ、体温を感じる事の大切さを深く実感しています。
私も周りの人達のSOSがあれば、肌で感じ、寄り添える存在でありたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。