信はいずれ愛となり、愛はやがて和となる
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
今年4月に発出されました緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は、いよいよ9月30日をもって解除されました。しかし、解除後も引き続き、感染拡大の防止に努めていきたいものです。
当院でも、検温およびアルコール消毒や、診療室内の換気、そしてユニット周りはその都度消毒をおこなっております。またスタッフ一人一人がマスク着用し、診療時にはゴーグル、手袋を着用しております。他にも、「人との接触機会の低減」、「人と人との距離の確保」、「三つの密」を避けるよう呼び掛けております。
さて、毎月鴨居歯科医院では、月刊誌「致知」を読み、その感想文を発表しあってお互いの良いところを見出すことにより社風を良くするを目的とした社内木鶏会を開催しております。ここで、私の感想文を掲載させていただきます。
今月のテーマの「天に星 地に花 人に愛」は、実に壮大であり、なおかつ緻密な宇宙の正確な営みを感ずる。恒星の周りを公転する惑星や、原子核の周りを回転する電子の様相など、このマクロとミクロの壮絶で正確な宇宙の営みの中でこそ初めて、人間同士の愛が始まるのだと思えてならない。どんなに姑息で自分本位な考え方によって自分の幸せを望んでも、この壮大な秩序の内では何の意味もなく、愛にも、和にも、幸福にもたどり着くことはできないのだと教えてくれているような、そんな言葉だと感じた。
さて、本文の宮田博文氏は祖父が創業した宮田運輸の社長であり、稲森和夫氏が主宰していた盛和塾の塾生でもあったそうだ。だから、元来、世のため、人のためになる会社にしようという情熱ある方だったそうだ。しかし、今から9年前の夏、忙しさ故、ふだんは運転業務をしない専務が配送中に人身死亡事故を起こしてしまった。亡くなられたお相手は53才の男性で、その方の父親から「小学4年生の娘がいるということを分かって欲しい」と罵倒されることもなく、優しい口調で伝えられたそうだ。
宮田社長は、とにかく原因は経営者である自分にあったと考え「いま生きている命を生かすことこそが、亡くなった方へ報いる道になる」そう考えが変わったそうだ。そして、交通事故を根絶しようと、トラックに子供たちの絵をラッピングすることを決意したそうだ。そして、数字を詰める経営から、「心をベースにした経営」に変えたいと本気で決意したそうだ。それ以降、業績も自然と伸びるとともに、それ以上に嬉しいのが、親子で働く社員が在籍するようになってくれたことだそうだ。
いくら実力があっても倣慢な性格では人間的魅力はない。愛をベースにした経営をしていくためには、一人ひとりが人間性を高めていく必要があると、今改めて感じているそうだ。マーケティングやブランディングが大切と言われるが、宮田社長の「愛でいけるやん」という言葉が印象的であった。やはり、他者に対する「愛」や「慈しみの心」が本当に大切なんだなと心に刻んだ。 最後までお読みいただきありがとうございました。