かもしか通信

スタッフ日記

フランクル「夜と霧」が教えてくれた人間の光と闇


みなさん、こんにちは!

長野県塩尻市の鴨居歯科医院

鴨居インプラント審美サロン

デンタルマネージャーの菊池ひとみです。

さて、今回も社内木鶏会で発表した感想文を載せたいと思います。

 この対談はヴィクトール・エミール・フランクル先生のアウシュビッツ収容所での体験をもとに書かれた「夜と霧」という著書をもとに、作家の五木先生、医師の永田先生がされたものですが、私はこの「夜と霧」を今回の対談で初めて知りました。対談を通じて分かったことは、過酷な状況の中でも自分の人生には意味があり、待っている誰かや何かがあるということを忘れず、心のゆとりを持つことの大切さです。

 フランクル先生が生前、奥様におっしゃっていたという「人間だれしも心の中にアウシュビッツ(苦悩)をもっている。しかし、あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない。あなたを待っている誰かや何かがある限り、あなたは生き延びることができる。」という言葉は、とても重く、刻まれる言葉に感じました。それは、極限の中を必死で生きてきたフランクル先生だからこその言葉であり、それを伝えたいという強い思いがあるからで、思いが伝わるから受け取る人を感動させられるのだと思いました。そして、ここでもやはり、自分ではない誰かのために生きていかなければならないという、利他の心が人間の持っている大きな力を発揮させるということ感じました。

 もう一つの大切なこと、心のゆとりを持つこと。これもフランクル先生から学ばせてもらいました。

ユーモアをいつも忘れないという先生が列車の向かいに座った日本人夫婦に行き先を聞き、「ウィーンにモーツァルトの音楽を聴きに行くんです。」と答えた夫婦に、ポケットからモーツァルトの肖像画を描いたチョコレートを出して、「モーツァルトならここにあるじゃないか」と言ってゲラゲラ笑ったというエピソードが紹介されていて、私には笑うところがどこか全く分かりませんでした。まだまだ修行が足りないんだなということをこのエピソードから学ばせてもらいました。おかげさまで、鴨居歯科医院のスタッフは笑い上戸すぎる人が多いので、日々そこから勉強させてもらおうと思います。1日100人以上の患者さんの診療の他にもたくさんの業務や勉強会をこなしている中、笑顔を絶やさない鴨居のスタッフは本当にすごいと日々感じています。もっともっと笑顔の溢れる歯科医院を作っていけるように、私も笑顔で頑張ります。

加えて、泣くことも大切なことで、笑うことと背中合わせの一体の行為とあったので、これからも大いに感動して泣き笑いの人生を、意味のある大切なものとして歩んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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