強い人材と組織をつくるリーダーの心得
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
東京都の新型コロナの1日の新たな感染者数が8月中旬で5000人超であったものが、現在では20人足らずとなってきました。ワクチンの効能でしょうか。副反応などのリスクも謳われておりますが、接種しないリスクの方が大きいといわれておりますから、今後も接種率が高進していくと良いと思われます。
さて、毎月鴨居歯科医院では、月刊誌「致知」を読み、お互いの感想文を発表しあいお互いの良いところを見て社風を良くするため社内木鶏会を開催しております。ここで、私の感想文を掲載させていただきます。
今月のテーマは「努力にまさる天才なし」です。「天才とは持って生まれた才能とご本人の努力によって実るもの」と思っておりましたが、ここでは、天才とは努力し続ける才である」だそうです。実に興味深いですね。
私の感想文は、「強い人材と組織をつくるリーダーの心得」を読んだものです。御笑読いただければ幸いです。
求心力とか、人望力について考えていた時に、滝澤中氏の「人望力」という本を見つけた。すると奇しくも今月号に滝澤氏と海上自衛隊幹部学校長の真殿氏の対談が掲載されていた。
真殿氏の体験談によって、私の自衛隊教育隊時代に体験した厳しい生活が懐かしくよみがえった。中でも「なぜ非合理的で理不尽な生活をする必要があるのか」という疑問に対し、あらゆる状況の中で「常に備えがなければならないし、きちんと時間の管理ができてないといけない。そして何より体力、精神的なタフさを備えていなければならない」と仰っている。私もそう言われてしごかれた記憶が浮かんだ。我々が医道を営む中においても引っ切りなし理不尽なことが起こってくる。それに対して愚痴を言っていても仕方ない。できる人は、先陣を切って協力して助け合う気持ちを強くする。そして皆で助け合って苦しいことも乗り越えていくことの重要性を述べている。
職場において、特にサービス業やチームで営む仕事の場合、ベースに人に対する愛情が無ければ信頼もされないし、人もついてこない。どんなに知識や技術があっても、それこそ、どこかで足をすくわれかねないのだ。スキルも人間性も備わっていなくてはならない。だからこそ、そういう理想とすべき人が身近にいれば、その人に少しでも近づきたいと思うし、いい意味で真似できる。そうした人間的な魅力が職場においても、人生においてもとても重要なのだ。
清洲城にいた頃の信長が地元人たちに対して、情の厚い振る舞いで接していたことを取り上げ、そういう人物であったからこそ、多くの人材が集まり、多くの家臣団ができたのだ。という例え話は、とても共感できる話である。
また、芭蕉のことばから、我々が追い求めるのは、先人の成し遂げた偉業ではなく、その志がどういうところに向いていたのかが重要であり、その理想を追い求めて努力し続けることも、非常に深みを感じる。
今回は「努力にまさる天才なし」というテーマであるが、人望力を高めるためには、口で言うことと、その行いに一貫性があることが重要だと仰っている。人は死ぬまで未完成で、完成しないものだ。だからこそ、常に「自分はまだまだだ、もっと立派になろう」と思って努力し続けことこそ、人間としての魅力が生まれてくるのだということを深く胸に刻みたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。