致知感想文
みなさん、こんにちは。 長野県塩尻市鴨居歯科医院 鴨居インプラントセンター審美サロン 歯科衛生士の髙木さなえです。 2月号の致知の感想文を投稿致します。 2022年になり、また新型コロナウィルスがまん延したりと、何かとストレスが多くなりがちな時代に、私達人間に、非常に大切なホルモン「オキシトシン」。脳内ホルモンの一種で、誰かを愛したり、人に優しくしたりした時、間脳の視床下部から分泌され、心を幸せな気持ちで満たしてくれ、「幸せホルモン」「愛のホルモン」と呼ばれています。 オキシトシンは、高血圧や認知症の予防や、体の痛みも抑えられ、健康にも効果を発揮します。 人は、ストレスを感じると、自律神経、特に交感神経系に異常を起こすが、同じストレスを感じても、胃腸に影響が出る人と出ない人に分かれます。この違いは、オキシトシンが関係していて、オキシトシンは、自律神経を整え(つまり交感神経を抑え)副交感神経を優位にする働きがあるといいます。 オキシトシンの分泌を促すために、意識するポイントは二つ! 「五感」に心地良いと感じる刺激を与えること。そして、人と交流すること。 美しい景色や、好きな映画、音楽を視聴する。 いい香りを嗅いだり、美味しい物を食べる。 子どもや、パートナーとのスキンシップなど。 五感への刺激で、体の不調を改善する方法は、東洋医学などの補完代替療法(CAM)として導入されているので、マッサージなど五感に心地良い刺激を与えることはとても大事! コロナ禍で今は勧められないが、特におすすめなのは、レストランや居酒屋などで、楽しく人と交流しながら食事をすることでオキシトシンは分泌されます。 食事の場でなくても、自分が今、抱えている悩み、愚痴などを聞いてもらう、あるいは、逆に人の話を聞いてあげるなど、人に優しくしたりされたりすると、オキシトシンが分泌されることが分かっています。 人間の体の中には、何百・何千というホルモンが存在し、そのほとんどが自分の体を健康に保つために働いているが、オキシトシンだけは、健康の維持だけでなく、人と人の関わり合いの中で増えていく、「人と人が仲良くなるためのホルモン」。そのような良好な関係から、感謝の気持ちが生まれ、オキシトシンが分泌され健康につながる!たくさん分泌させたいと思いました! オキシトシンの分泌を1人でも気軽にできる方法として、「利他と感謝(慈悲)の瞑想」があります。他人の幸せを祈り続けるというもの。 好きな姿勢で目を閉じ、腹式呼吸をしながら自分の大事な人を思い浮かべ、「その人が幸せになりますように」と5分間祈り続ける。 1~2週間続けたら、次の段階として、少し離れた人(友だち・昔の同級生など)を思い浮かべ、その人の幸せを願いながら5分間祈り続ける。 また、1~2週間続けたら、次は日常で出会う知らない人(店の店員や駅員さんなど)を思い浮かべ幸せを祈る。 また、1〜2週間続けたら、最後は自分の嫌いな人、苦手な人を思い浮かべ幸せを祈る。 ここまでが一連の流れ。 他人を思いやること(利他の心)で、オキシトシンの分泌が増えれば、次第に自分と他人の区別がなくなって、他人の幸せと、自分の幸せが矛盾しないということに気付ける! コロナ禍で、ソーシャルディスタンスなど、新生活様式が浸透し、オキシトシンが出るために欠かせない人同士の接触が減りつつありますが、今月号のテーマ「百万の典経 日下の燈」のように、今、自分ができるオキシトシンの分泌を増やす方法を、しっかりと実践していこうと思います! 最後までお読みいただきありがとうございました!