致知感想文
皆さん、こんにちは! 長野県塩尻市鴨居歯科医院 鴨居インプラント審美サロン 歯科衛生士の髙木さなえです。 5月号致知の感想文を投稿致します。
P.77 致知随想 読書が持つすごい力
日本読書療法学会 会長の寺田真理子さんは、幼少期からお父様の仕事の転勤のため、海外と日本を行き来し、言語や文化の違いに戸惑い、少しずつ”生きづらさ”を感じて生きてこられました。中学二年生で、精神安定剤を服用するようになったり、社会人になった頃には、仕事へ行こうとすると、涙が止まらなくなる、ついには起き上がる事もできなくなり、部屋の明かりもつけず、1日中ベッドの上で過ごす日々。死のうにも死ぬ気力もない…そんな精神状態の寺田さんを救ってくれたのは、読書でした。
最初は、長文を見ると気分が悪くなるので、文字の少ない写真集を眺めるところから始め、そこから絵本や名言集を読むようになり、回復過程に沿って少しずつ、本の内容を変えていったそうです。
美しい写真に心を和ませたり、自分と似たような境遇の人の話を読んで、「私だけじゃなかった」とホッとしたり、勇気ある主人公に鼓舞されたり、絵本の中の登場人物の心温まる一言に感動したりと、様々な本たちに疲れている心を癒やしてもらえた経験は、私にもあるなあと感じました。
寺田さんは、読書によって安定した精神状態を維持することができ、人の心を癒やすすごい力が本にはある!という実体験のもと、海外ですでに活用されている「読書療法」を日本にも広めたいと、2011年5月に日本読書療法学会を設立。読書の普及に努めていらっしゃいます。寺田さんが、沢山読まれてきた本の中で、1番心に残っている言葉は、松原泰道氏の造語「逆縁福」(ぎゃくえんふく)だそうです。人生で必ず起こるマイナスの出来事や、境遇は拒否する事はできないけれど、プラスの贈り物として、人に与える事ができるという意味で、寺田さん自身が、マイナスな精神状態だった時、沢山の本と出合い、自己肯定を高める事ができた読書療法を、今は苦しみや悩みを抱えている方に広めていることは、まさに「逆縁福」で、それこそが生きがい・生きていく喜びだなあと思います。
私も幾度となく本に支えられ、助けられ、勇気付けてもらいました。微力ではありますが、「逆縁福」な生き方をしていきたいです!
先日、院長先生から、先生のサイン入りの「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」という本を頂きました。この感想文を書く題材になっている月刊誌「致知」も、毎月1冊、スタッフ全員が頂いています。今の私は、読書を通じ、常に心の栄養を補給することができています。ありがとうございます!私にできることは何か、日々考えながら行動し、恩返しできたら…と思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。