9月号致知感想文
みなさま、こんにちは!長野県塩尻市鴨居歯科医院 鴨居インプラント審美サロン 歯科衛生士の髙木さなえです。感想文を投稿致します。
30頁 丸山敏雄と森信三 二人の巨人が目指したもの
倫理運動の創設者である丸山敏雄先生と、日本の教育哲学者の森信三先生。お二人は一度も接点はなかったものの、同じ時代に生まれ、広島高等師範学校の先輩、後輩として共に西晋一郎という先生に学んでいることもあり、思想や歩みに共通点が多く、教育者として日常の実践哲学(現代人への指針となる教え)を世に広めた偉大なお二人です。 明治に生まれ、戦中戦後の20代には様々な苦難に見舞われました。多くの苦労の末に掴まれた真理(人間の生き方やあり方)を説き続け、丸山先生は「夫婦道」という論文を書き、倫理運動を始めたそうです。民族に拠って立つ基盤は家庭であり、その家の中心は夫婦である。この道が乱れていては国の再建はできない。森先生も日本民族の再建は、家庭教育より他なしとそのお考えを、雑誌の刊行や講演を通し発信し続けていかれました。私も、まずはなによりも平和な家庭をつくる事が大事なのだと思います。生まれて来てくれたわが子を夫婦で協力し、育て、はぐくむこと。子どもにとって親はすべての拠り所であり、子どもが人間らしく成長するために情緒の安定は欠かせない。そのためにも夫婦が仲良く互いに思い合い・尊重し合い・互いに努力する姿を子どもに見せることで、家庭の中に信頼感があふれ、それが地域社会に、国全体そして世界に平和が実現する、家庭こそが根本なのだと思います。 現代人が学ぶべき実践哲学として、丸山先生は「日々好日 今日は最良の一日 今は無二の好機」と示し、「寒い日、暑い日、雨の日といろいろあるけれど、どの日が良くてどの日が悪いということはありません。今日がいちばん良い日なのです。その今日は、今この一刻の集積ですから、今がいちばんよいときだと、気づいたことを直ちに行い、テキパキと処理をすることが成功の秘訣、健康の勘所です。」と解説されています。いわゆる「即行」の重要性について述べていて、「気がついたらすぐに行動に移すこと」「足もとの紙くず一つ拾えぬ程度の人間に何ができよう」と、「即行」の習慣を身につけるよう諭され、ご自身も実践してこられたそうです。もう一つ「立腰」の重要性です。腰骨を立てることによって、精神の統一力・集中力・持続力が強化される。写真で見るお二人の姿勢は、どれもとても美しいそうです。 「即行」と「立腰」は、誰でも実践できるので、この二つを実践する人が増えれば、人生も社会も良い方向に変わっていくと思います。日々好日も、毎日を良い日にしようという気持ち。良い日というのは何から生まれるかといえば、自身の行いによって作られ、悪い日というのも、自分の日々の行いによって作り出されているとすれば、毎日が良い日になるように日々良い行いに努めていくことが大事なのだと思います。自己を反省し、努力を惜しまない人は、毎日が良い日になる!「実行するは我にあり」と心掛け生きていきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!