院内技工奮闘記
みなさんこんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の中野 香です。
残暑も過ぎ去り初秋とよばれる季節になりましたが
まだまだ院内技工の範囲の広さに目を回す日々です
義歯修理破折編
今回は院内だからこそ学べる入れ歯の修理について
学んだことを残しておきたいと思います。
目の前に二つに割れた一つの入れ歯、これは困った…患者さんはもっと困っている!と。
まず割れた箇所をきれいにし、合わせつけます。その周りのレジン(プラスチック)を
一層削り入れ歯と同じ材質を盛り補強していきます
熱湯へ入れ加圧鍋で加圧、待つこと1分少々。かたまり(じゅうごう)ました。
さて補強した部分をきれいにしていきます
患者さんがお口の中でザラつきを感じないよう尖った箇所で傷を負わないよう
指の先に神経を集中して研磨していきます
この時大切なのは補強した部分を削りすぎて、また破折!とならないよう
気を付けることです
次はつや出しです。
さらに舌感を良くするようにピカッと光らせて出来上がりです。
この一連の作業を時間との勝負で最短で仕上げていかなければなりません。
割れた入れ歯が戻った時のホッとした患者さんの気持ちを想像しながら
まだまだ精進していきたいと思います。
楽しくおしゃべり、美味しく食事、その手助けができるよう
まだまだ努力していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。