かもしか通信

スタッフ日記

健康寿命と歯の関係


みなさん、こんにちは!

長野県塩尻市の鴨居歯科医院

鴨居インプラント審美サロン

デンタルマネージャーの菊池ひとみです。

健康寿命という言葉を最近耳にする機会が増えてきたように感じるのですが、皆さんは健康寿命とは何かご存じですか?

健康寿命というのは“健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間”のことです。健康寿命には病気などによって、介護や支援を必要とする期間はふくまれません。日本は世界的に見ても長寿国と言われますが、健康寿命と平均寿命の差は小さくないようです。そして、これから、さらに超高齢化社会になっていくことが予測されています。

平均寿命というのは生まれてからなくなるまでの時間のことですが、この平均寿命と健康寿命の差を無くす取り組みが、重要視されてきています。その一つに、昨年の10月からの歯科検診の義務化も含まれています。

噛むことが認知症予防に大きく関係していることが最近知られてきていますが、やはり自分の歯で噛むということが、心の豊かさや健康においても一番の理想と言えます。

先日、介護職の友人から現場の話を聞く機会があったのですが、その方は寝たきりの方の介護よりも、体は元気だけど認知症になってしまった方の対応の方が大変だと言っていました。個人の感想ではありますが、話を聞き、認知症の大変さをさらに感じました。

認知症の方の多くはご自宅で介護されている方が多いようで、ご本人もご家族も大変なのが現状のようでした。

患者さんや周りの人たちも、家族に迷惑かけず、ピンピンコロリで生涯を終えたいとおっしゃる方が大勢います。そのためには、ご自身の歯を大切にしていただき、一生食事から栄養をとれるということが大切です。

自分の歯が残っていることが理想の状態ではありますが、無くなってしまった歯を補う技術も今は優れたものがたくさんあります。

歯を失ってしまった際の治療法については、大きく三種類に分類されます。

一つは取り外しのできる入れ歯、もう一つは隣の歯のかぶせ物とダミーの歯を橋のようにつなげたブリッジ、そして、人工的な歯をつくるインプラントの3つです。

噛める力だけで言うと、この3つには大きな差があります。

天然の歯の噛む力を100%とすると、入れ歯、ブリッジ、インプラントはそれぞれどのくらいの力だとおもいますか?

入れ歯は、部分入れ歯で天然歯の30~40%、総入れ歯だと10~20%と言われています。

ブリッジは、大体60%程度、インプラントは90%以上で、天然の歯とほぼ変わりません。

見た目だけではなく、噛むという点においてもインプラントは優れた治療法と言えます。

1日3回お食事をするとして、1年で1095回、5年だと5475回も食事をします。そう考えると、その時間が苦痛だったり、不便だったりするのは楽しい人生とは言いにくいかと感じます。

人の寿命は誰にも分かりません。自分にも自分の寿命は分かりません。

その残された時間は家族や大切な人達と豊かに過ごしたいと思うのではないでしょうか。

それを叶えるために、心と体が健康な状態でいられるように今から考えてほしいです。

歯も健康も失ってから大切さに気付くことが多いです。失ってしまう前に、ぜひ歯医者さんに来て、守っていってほしいと思います。

先日、調理師の友人がいっていた「食べることは生きること」という言葉が、すごく心に響きました。食べるためには健康なお口の状態でいることがとても大切です。生きる力が湧く食事を大切に考えていきたいと思います。

これからも、鴨居歯科医院から、多くの方に歯を大切にすることが健康寿命を延ばすことにつながるということを発信していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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