致知感想文
皆さまこんにちは!鴨居歯科医院、歯科衛生士の髙木さなえです。四月号の致知の感想文を投稿致します。
58頁 人生百年時代をどう生きるか 昭和7年生まれで90才を迎えられた、作家の五木寛之さんと、東洋思想家の境野勝悟さんの対談には、人生の春夏秋冬を歩んでこられた中でのより良い生き方のヒントのようなお話がありました。 人生の四季は、25歳までが青春。朱夏が50歳。白秋が75歳、玄冬はそれ以降と表現し、それぞれの四季の人生の歩み方について語られています。青春時代の25歳までは、よい指導者を見つけること。よい指導者を見つけるためには素直であること。(よい指導者に出会っても素直でないと教えがはいってこない)教えを素直に受け容れて、一所懸命努力をすると思わぬ成果を果たすことができる。指導者とは、人だけではなく、「致知」など、世に出ている沢山の良書に出会うことでも同じ効果があると思います。この本だ!と思った本は、何度も読み返すことで、その時の自分に足りないこと、気付けていないことを教えてもらえたりします。 その後の50代までの朱夏の時も、70代頃の白秋の時も、素直でいるとどんな場所にいても(勤めていても)その組織の中で、自分の仕事はこれだ!と思えるものを見出だせるのだと思います。大事なのは結果だけでなく、いかに一所懸命努力したか。それによって、成功・失敗に関わらず、その経験を活かしていくことで、明るく楽しく生きられるのだと思います。 そして玄冬、人生の最後の時代は、仕事を通じて磨き上げてきた能力や、今までの失敗や成功という名の花(経験)で、少しでも周りの人が喜んだり、元気づけられたり、楽しんでもらえるように、その花を見てみんなが喜び、心が安らかになる…、そんな冬の時を迎えられたらいいなぁと思います。 五木さんは、玄冬の人生の後半の生き方が大切で、60代は収穫期で70代は黄金期と表現しています。特に、70代は挑戦すれば心身がそれに応えてくれる時期。70代こそ新しいことに挑戦するのに相応しい時期と仰っていて、一所懸命に素直に生きていると、喜びや希望に満ち溢れる毎日を送れるのだと思うと、玄冬の時を迎えるのが楽しみになってきました!また、玄冬は後期高齢という時でもあり、体の機能が落ちてくるのと同時に、脳の機能も低下し、いわゆる「惚ける(呆ける)」ということが起きてくるが、正しい惚け方、周りから羨ましがられ、人から喜ばれるより良い惚け方を目指し、それを楽しむと良い。私も毎日、いろんな患者さんとお会いしますが、とても穏やかでかわいらしい高齢の方がいらっしゃいます。そのような方こそ、五木さんの仰る正しい惚け方なのだなあと思い、私もそんなかわいいおばあちゃんになりたい!と新たな目標・夢を抱くことができました!
最後までお読みいただきありがとうございました。