致知感想文
皆さまこんにちは。鴨居歯科医院、歯科衛生士の髙木さなえです。6月号の致知の感想文を投稿致します。
62頁 よき人、よき言葉との出逢いが、わが人生を導いてきた
ノーベル賞受賞者である大村智さんと、童謡の普及の活動をされている歌手の大庭照子さんの対談では、お二人の長い人生の中でたくさんのよき人に出会い、その方々からの教えや言葉が今もなお、意欲的に活躍されている原動力になっているのだと感じました。
大村さんの実家は農家で、忙しいご両親に代わって祖母に面倒をみてもらっていました。お祖母様が繰り返し、幼少期の大村さんに言いきかせていた言葉は、「世の中で一番大事なことは、人のためになることだよ」。人を羨ましいと思った時には、「努力をすることで、人をうらやましいと思う気持ちはなくなるよ」。大庭さんも、勉強は不得意ではあったそうですが、歌がとても上手でよく褒められ、お母様から歌手になることをすすめられたことや、幼稚園の先生からは、大庭さんが親のいないお友達に少し意地悪をしてしまった時、弱い者をいじめることがどれだけ間違ってるいるか、弱い人を助けることがどれだけ素晴らしいことであるかを、長い時間をかけ教えてもらうなど、小さな頃からよい言葉をかけ続けることや、家庭教育の大切さというものを痛感しました。 大村さんは、北里研究所の副所長になった頃から、大勢の人の前で話をすることが増えたため、そのために人間をつくる人間学の勉強もしなくてはと、様々な本を読んだりされる中、愛読されている「致知」にはよき言葉、教えがたくさん紹介されていて、その時出逢った言葉や教えをノートに書き留めるのを習慣にしているそうです。そのノートこそ、もうひとつの脳であり宝物だと仰っています。私は、忘れっぽいので、メモ用紙ような紙に、致知から学ぶよい言葉や教えを書き込み、ファイルに溜めているだけなので、大村さんのようにきちんとノートに清書をしなくては!と思いました。 致知でよく特集される、安岡正篤師の言葉「縁尋機妙 多逢聖因」よき縁がさらによき縁を尋ねて発展していく様は、誠に妙なるものがある、よき人に交わっていれば、よき結果にも恵まれる。京都大学元総長・平澤興先生の「夢を持て、希望をもて、夢を持たぬ人生は、動物的には生きていても人間的には死んでる人生」。そして、老子の説いている、「知足者富」(足るを知る者は富む)の精神、人生を豊かにしてくれる一番の基本は、満足をすることを知る者は、心豊かに暮らすことができるということ。どんな小さなことでも「恵まれている」「ありがたい」と感じる心の習慣が大切。また、孔子の「恕」の精神。自分がされたくないことは、人にもしない思いやりの心を持つこと。もうひとつとして、出逢いを大切にし、恩を忘れない「一期一会」。どれも幸せな人生を実現する上で、土台となる教えだと思いました。 日本人としての生き方、よき言葉、よき教えが詰まった「致知」を読める幸せに感謝し、これからも人間学を学び続けていきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!